だっちゃん近影


富士山お中道、涼しくて嬉しー!  2006/09/03

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その2


これで安心。
道は間違ってないね。



9時5分。
開けたとこに出た。


眺めがいいー!

どっかで富士山を眺めてる人に、だっちゃんの姿が見えるだろうか?


滑沢だった。

記念写真を撮ろうとする人間、早く行こうとするだっちゃん。

おやつでつられてお座りさせられた。


ここまで木の中だったんで、久しぶりに富士山山頂。


麓がわ。

こういう沢が、下から見ると雪の筋に見えろとこなのかな。


すぐに仏石流し。


けっこう急だね。


木の中から開けたとこに出ると、やっぱり暑いね。

こういうとこで、すれ違わなきゃいけなくなったら、けっこう厳しいね。


足元も歩きにくい。


雰囲気いいよ。


9時23分。一番沢。

ここは、ちょっと道が狭かった。
大親分は、ここでリタイアするって。







ここで休んで地図を見たら、大沢休憩所まではあと少し。
だっちゃんと親分とだけで行って来たら?って。

荷物を置いて、空荷で行けば楽に行って帰ってこれるんじゃないか、ってんで、
ついついその気になってしまった親分。

9時40分、カメラや最低限の荷物だけ持って、出発。
最初は勢いで進んでいただっちゃんだけど、振り向いても大親分が来ない。

え?え?大親分が来ないよ?まだ来ないよ?
待たなきゃ、待ってなきゃ!

って訴えるだっちゃんを引っ張って、親分は先に行こうって言う。

大親分を迎えに行きたい気持ちと、先に進みたい気持ちとで、だっちゃんはとっても困った。
困りながらも、振り返り振り返り先に進んだんだけど。




階段だ!!
しかも、揺れる階段。

工事現場の足場の棒を両端にして、穴あき鉄板を渡しただけの階段。
けっこう急で、グラグラ揺れる。

こんなのヤダ!!絶対にヤダ!!
それでなくても大親分が来なくて心配でたまらないのに、
だっちゃん、絶対に行かないよ!!


やっぱり今日も途中まで。。。
ガックリする親分。しかたないね。

9時56分。残念だけど、撤退。


そうと決まれば、走って戻るよ!!
走る、走る、どんどん走る。
親分を引っ張って、どんどん走る。。


だっちゃんがどんどん走るんで、親分は、登りで良かった、と、しみじみ思った。

登りだと、だっちゃんが引っ張り上げてくれるから、かなり楽が出来るもんね。


だっちゃんがノンストップで駆け上がるんで、親分はぜえぜえ言い出した。

「だっちゃん待って、もっとゆっくり走ってー!」
「足がついていかないー!喉がかわいたー!」って後でぎゃーぎゃー言うんだけど、
そんなのかまっちゃ、いられないね。

だっちゃんは一刻も早く大親分のもとに戻りたいんだ。

一気に走って戻るんだ!!



後でギャーギャー言う親分を引っ張って、一番沢に向けて木立からだっちゃんが走り出たら、

ちょうど、二人連れの方が、これから一番沢にかかろうか、というとこだった。

一瞬リードを引き戻されただっちゃんだったけど、こちらの勢いが凄かったせいか、すぐ脇に避けて下さって、だっちゃん達を先に通して下さった。

こちら側の道も狭いし、ご好意に甘えて先に通させて貰おう、親分が「すみませーん!」と頭を下げながら叫び、
リードを緩められるなり走り出すだっちゃん。親分を引っ張って一気に一番沢を駆け抜け、待ってた大親分の腕の中へ!!

ああー!良かった!!!
大親分はどこにも行ってなかった!!ちゃんとここに居た!!
大感激!!

「お先にすみません、ありがとうございました!!」待って下さってた方達に、お礼を言って、すばやく脇に避けた。


10時2分。無事に戻ってやれやれ、で、しばし休憩。

今回は20分くらいの別行動だったんだけど、やっぱり分かれちゃいけないね。
笠取山みたいに、お互いに見えるとこならいいけど、ここみたいに、見えなくなっちゃうとこでは、万が一何かあった時にまずいね。
だっちゃんが言うとおりに、みんな一緒が一番だ。という事になった。

「待ってる間、様子がわからないから、遅く感じでやきもきした?」って親分が聞いたら、
「だっちゃん待ってー!って声が聞こえたから、すぐわかった。」って。

思いがけず、遠くまで聞こえるもんだね。
大恥だよ。

さっき、先に通して下さった方達も、こいつらか!!って、きっと思っただろうね!

はずかし、はずかし。

今度からきをつけなきゃ!!


しばし休んで、さあ帰り道。




ぐらぐら揺れる橋。
なんとか渡らずに進めないかな?


うーん、無理だ、
しょうがない、橋を渡ろう


揺れるからイヤなんだ。

いつでもジャンプ出来るように身構えながら進もう。


こういうとこはとっても気持ちいい。


霧が出てきた。

下界では富士山の上の方が隠れて見えてるんだろうな。


もう少しで楽しい道も終わっちゃうね


足が痛いとこまで戻って来た。


ここは晴れてる。


雲が流れてる。


11時5分。
なごり惜しいから、御庭山荘で少し休んだ。
もう少し涼しいなかに居たいもんね。


11時40分。駐車場に戻って来た。
駐車場は車でいっぱいだった。



まだまだ帰りたくないだっちゃん、奥庭遊歩道ってのがあったから、行ってみた。

天狗岩が祀られてて夫婦円満になるんだって。
しっかりお参りしてもらおう。

展望台では、残念ながら曇ってなんにも見えなかった。
すごい人でびっくりしたよ。
駐車場の車の人達の多くはここに来て帰るんだね。

帰り道は、登りが多いし、帰りたくないのとで、だっちゃんはでれでれ歩きになってしまい、
「自分が行く、って言ったんでしょ!ちゃんと歩きなさい!!」って怒られた。

12時過ぎ、駐車場を出発。さあ、帰ろう。
ここは曇って涼しかったもんで、ひょっとしたら、下界も曇って涼しいかな?なんて期待したんだけど、
しっかり晴れて、かんかん暑かった!!


歩いたコース、奥庭駐車場(6時14分)ー>御庭山荘(6時40分)ー>河口湖登山口の手前で折り返し(7時24分)ー>御庭山荘(8時24分)ー>滑沢(9時4分)ー>一番沢(9時23分)ー>階段の手前で引き返す(9時53分)ー>一番沢(10時2分)ー>御庭山荘(11時5分)ー>駐車場(11時40分)ー>展望台ー>(12時8分)駐車場。


涼しくて気持ちよくて楽しかった!!

いつもはあちこちの山から眺めていた富士山。
見えたら、「今日も富士山が見えた!」って嬉しかった富士山。
その富士山をたとえ五合目でも歩いたのって、なんか不思議な感じだよ。

今度から富士山を眺めたら、「あのあたりを歩いたんだねー!」って言いながら眺めるのかな?

もっと人が少ない時期にまた来たいな。
10時過ぎまでは、ほとんど人に会わなかったんだけど、それ以後はけっこう人が多くなって、
最後の御庭山荘あたりではかなり人にあった。
やっぱり人気コースなんだね。

今回は標高が2400メートルあるから、犬も高山病になるんだろうか?って、人間はちょっと心配したんだ。
だけど、だっちゃんが元気に歩いてたし、ところどころでは走ったりもするんで、これくらいなら大丈夫なのかな、って。
その時の体調にもよるんだろうけど。
今日は最初から意識してゆっくりゆっくり歩いたのも良かったのかな?


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