だっちゃんのハゲからの脱出(なるか?)

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1.ついにたまらず皮膚科を受診


 痒くて痒くて、どうにもならなくなっただっちゃん。
おまけにあちこちハゲだらけ。
こんな酷いハゲ方は、子犬の時以来だ。

と、思うまもなく、
子犬の時でさえここまではハゲなかった、というくらい、酷くなった。

痒くて痒くて、のたうちまわる。
掻きながら、痒い所を柱に擦りつけながら、ピーピー、ピーピー、泣く。
痒いよ、痒いよ、なんとかしてー!!ってのたうちまわる。

うちの人間達は、
「言ってる事はわかる。わかるけど、止めろー!益々酷くなる!!」と言って止めさせられる。

普通に言葉で言われても、なかなか止めないんで、
何度も何度も言ってるうちに、ついつい口調もきつくなる。
おまけに犬なんで、理屈はわからない。
少しでも良かれと、人間達が色々してる事を台無しにしてしまう。
掻いて囓って、怒られてばかりになってしまう。

「痒いのに怒られてばかりで本当に可哀想だ。
可哀想だとは思うのけど、ほんっとに、腹が立つ!!」って言われる。

「痒いのはわかるよ。
痒くて痒くて居ても立ってもいられない、という感じなんだろうとは思うよ。
なんとかしてやりたくて、出来ることは色々してるんだよ。」って。

夜も30分おきにのたうち回って掻く音で、みんな起こされてしまう。
掻いたり囓ったりすると益々酷くなるばかりから、これ以上酷くならないように、と、
足を押さえられ、頭を押さえられ、止めさせ、なだめ、言い聞かせられ、
だっちゃんが落ち着くまで押さえられている。
とても寝ていられない。
人間も泣きたくなる。

もうどうにも限界。


以前からネットで見つけていた皮膚科専門の動物病院を受診してみる事になった。

電話したら、一番早い日でも10日ほど先。
それからはまさに、指折り数えて待つ、一日千秋の思い、という感じだった。


じりじりする思いでその日を待ち、いよいよ当日。
遅れてはいけないと言うことで早めに家を出たら、一時間も前に着いてしまった。

まずは病院の場所を偵察してみた。
住宅街の中で、目印になるような物がないので、少しわかりにくい。
道はとても狭かった。
駐車場も狭かった。
駐車場に停める事は諦め、134号線に面したコインパーキングに停めて、そこから歩く事に決めた。
だっちゃんも車から降りたら少し歩きたいから、ちょうど良い。


時間を潰して、予約時刻の10分前、いよいよ、米倉動物病院の前まで来た。
緊張しながらドアを開けると、





『 三丁目の夕日 』だった。





一瞬、どう反応していいのかわからなくなったうちの人間達だった。









 初診なので、問診票に記入していたら、記入途中でもう診察室に呼ばれる。

病院のサイトの写真そのままの院長先生。
けっこうお年だと思うけど、とてもお元気で若々しい。

診察台に乗せられただっちゃんを一目見るなり、

「あー、これは酷いね、典型的なアトピーの症状だ。ハウスダストアレルギーだね。
相当前からでしょう。」と言われる。

「いえ、こうなったのはここ5ヶ月ほどで、去年の年末にはふかふかにしっかり生えていたんです。それが冬毛が抜け始めるとともに、あれよあれよ、と言う間にこうなってしまいました。」と親分。

「ええ?そんな事はないでしょう、ここまでなるって、そうとうかかると思うけど。」

「でも、そうなんです、間違いなく一月はしっかり生えてたんです。」(思わずムキになって力説。一月からのハゲの過程の画像を印刷して持って来たら良かった、と後悔。プリンターのカラーインクが切れてしまい、印刷出来なかったのがなんとも無念に思う親分。)

「子犬の時から元々アトピー、アレルギーではあるけれども、なんとか酷くならずに過ごして来て、ここまで酷くなったのは子犬の時以来。ここ数年は落ち着いていたんです。(子犬の時からのアトピーを思い出し、慌ててつけ加える。)
歯周病の治療で抗生剤を飲み続けなくてはいけなくなって、その影響もあったと思うのですが。」

抗生剤の影響についてはその可能性はあるだろう、との事。
諸々の経過と事情を説明したけど、しっかりわかって貰えただろうか?


毛が抜けて色素沈着している部分は、苔癬化症候群(たいせんか しょうこうぐん)
また、細菌感染もしているだろう、

犬の場合は、食べ物が原因のアレルギーはほとんど居なくて(食べ物が原因のアレルギーはごく僅かで、その場合は、食べた直後にアレルギー症状が出るのですぐわかる。)、大多数がハウスダストアレルギーだそう。
とても多いんだそうだ。

(ハウスダストアレルギーとかって偉そうに言うけど、ほとんどは自分の毛じゃないか、って、こっそり思う親分)

そして細菌感染してる場合は、シャンプーは厳禁。
シャンプーすると細菌をあちこちに広げてしまい、益々悪くしてしまう、との事。

ええーっ!!!!!!

子犬の時に酷かった時も、5歳の時に酷かった時も、毎日シャンプーし続けたら良くなった。
だから、今回も良くなるように、と、毎日シャンプーしたのに。
犬も人も、大変な思いをして、我慢に我慢を重ねて、毎日シャンプーしてたのに。


シャンプーしてよけいに酷くしてしまう人が多いらしい。

そりゃーそうだ、痒い時はシャンプー、と常識のようになっているし。
病院でも出来るだけ毎日シャンプーして下さい、と言われる。
それに、脂漏がある場合は、オイルマッサージしてシャンプーするのが一番良いと信じていた。
ダメな場合もあるなんて思いもしなかった。



それと、アレルギーの場合は、外耳炎になる犬も多いんだって。
アレルギーと外耳炎はセットになってる、というくらい多いんだって。
だっちゃんは幸い、この年まで外耳炎になった事は無かった。
今まではなんとかうまくコントロール出来ていて、そう酷くならずに過ごせてたんだね。



それから、避妊手術しているために、甲状腺ホルモンのバランスが崩れている。
避妊去勢手術をするとホルモンバランスが崩れるから、アレルギーには益々悪い、との事。

「なぜ、避妊手術したの?」と聞かれる。

だっちゃんは8歳で避妊手術をしたのだけれど、あの頃は、あまりに疑似妊娠の症状が酷く、
ヒートから2ヶ月後、ちょうど出産に当たる時期には、
毛がすっかり抜け、酷い痒みに襲われ、傷だらけになっていた。
あまりに酷いので、毛が抜ける時期は仕方ないにしても、ヒートが無ければ、その分だけでも楽になるだろう、と決心したんだ。

実際、考えた通りに、その後はずいぶん楽になった。
それに、避妊手術で子宮内の腫瘍も見つかったので、ちょうど良い時に手術したのだろうと思う。
だから、だっちゃんの場合は、手術して良かったと思っているけど、
院長先生は皮膚科専門医の立場から、避妊去勢手術には反対のお立場のようだ。




そして、栄養不良(ええー!!驚く人間達)

「もっといっぱい食べさせなさい。
どんどん食べさせて栄養を付けて、体力をつけさせなさい。」

「食事は人間のご飯を作る時に、犬の分も一緒に作り、なんでも同じ物を食べさせなさい。
ごはんにみそ汁をかけてやりなさい。
ネギ以外は、なんでも食べさせていい。」

「味の付いた物も良いんですか?」

「味が付いてないと美味しくないでしょう。(真顔で言われた。)
一週間、味無しの食事が出来ますか?(私は犬じゃないんでわかりませんが・・・・こっそり思う親分)
犬は文句言えないから、黙って食べるしかないから食べてるけど。」と。
犬の気持ちがわかる先生だ。


「ネギと辛い物以外は、なんでも食べさせなさい。
同じ物を食べ続けなければ良い、毎日違った物を食べていたら良い。
どんどん食べさせて、もっと栄養をつけさせなさい。」

「朝は牛乳、夜はみそ汁をかけてやりなさい。」(みそ汁にこだわりがあるご様子)
「みそ汁は嫌いなんで、つくらないんですが。。。」(なんとか反論しようと言ってみる親分)
「みそ汁がいいんです、かけてやりなさい。」
「みそ汁は薄めるんですか?」(勢いに押され気味)
「いや、そのまま。そのままかけてやりなさい。」
「はい。わかりました。」(負けた)


日本の犬の伝統的ご飯、『みそ汁ぶっかけご飯』。


少しでも体に良いご飯、手作りご飯、と、色々試行錯誤、工夫してきた親分、

最後の最後に、人間のご飯と同じもの、みそ汁ぶっかけご飯とは。。。と、脱力した模様。



確かにこの3ヶ月で2キロ痩せた。
痒くて夜も寝ないで掻いて、昼間もごそごそごそごそ動き回る。
老犬は寝てばかりと聞くけど、だっちゃんの場合、ほんとに老犬だろうか?
って言われるくらい、いつも落ち着きなくごそごそしどおし。
痒くてエネルギーをかなり消耗してしまうのだろう。
食事内容も量も変わっていないので、痒くて痩せた、としか考えられない。
もっと、食べさせなきゃいけなかった、と、親分は反省してる。


いつもの食事内容を説明し、内容はOK。そのままで良い。
ただし、量をもっと増やしなさい。
それも、人間のおかずを増やす、お相伴も増やしなさい。と言われる。

先生のお墨付きを得て、だっちゃんは大いばりでお相伴出来る。
なんて良い先生なんだろう!!
これからはもっともっと美味しい物を貰うぞー!!
すっかり嬉しくなっただっちゃんだった。


でも、うちの人間達は、
「そうは言っても、今までだって、晩ご飯がアジの塩焼きの時は犬の分も一匹焼いてるし、
鮭のムニエルの時もちゃんと一切れ貰ってるし(ご飯はしっかり食べているのに!!)
これ以上、何をやればいいんだ!!って感じだ。」って、困ってる。




その日は、血液検査(肝機能、好酸球数、甲状腺ホルモン)と細菌検査。
血液とハゲの部分の毛を取られる。

細菌培養し抗生剤を決めるのに、48時間かかるので、薬は3日後に処方。

「薬は粉なので飲ませ方を説明するから。」と、言われたその方法とは、

「粉薬をハチミツと粉チーズで練って、あんこでくるんで、」

「ああー、あんこダメです。豆と豆製品は絶対に食べないです。」

「えー?!あんこ嫌いなの?珍しいねー
たいていの犬はあんこが好きだよ。」

「前世は鬼だったらしくて、豆と豆製品を忌み嫌ってるんです。」

「じゃあ、困ったな、ご飯には入れない方がいいよ、
苦いからご飯を食べなくなるから。
10頭中、9頭は食べなくなる。」

「なんとか考えます。」

「普通はあんこで大丈夫なんだけどなあ。」(なんだかすごく残念そう。)

あんこ、ほんとにみんな好きなんだろうか?





診察室を出たら、次に呼ばれたM・ダックスの診察風景が見えた。

院長先生は、診察台のダックスの両前足をひょいとつかんで立たせて、

「首良し、脇良し、胸良し、腹良し、全部良ーし!」

おおー!ダックスは生えたんだねー!
希望がわいてくる。



かなりのカルチャーショックの一日が終わり、
みそ汁とあんこが、みんなの頭の中をぐるぐるぐる。

次は薬は出る日を、ひたすらじりじりと待った。

 


 そして、3日後、薬を貰いに行って、検査結果を聞いた。

診断は、アレルギー、アトピー、甲状腺機能低下、細菌感染症候群、ホルモン不全症群、苔癬化症候群、更年期障害(不妊手術のため、とは言え、だっちゃんはもう更年期さえ過ぎたような年だけども)、栄養低下、転換酵素不全症。

この半年で、肝機能がぐんと悪くなってた。(これはずっと抗生剤を飲み続けてたからだと思うのだけれど)
ALKP399、ALT(GPT)193、にまでなってた。
半年前は正常値だったのに。
ずっと飲み続けた抗生剤で、肝臓に負担がかかったのだろうと思う。

総白血球数は少ないのに、好酸球数(白血球)が異常に多いので、やたら痒いのだそう。

甲状腺ホルモンは、ぜんぜん働いてない、ってわけじゃないけど、一番重要な、T3がかなり少ない、FT3も少ない。



処方は、微量のステロイドと、数種類の抗アレルギー、抗ヒスタミン剤(抗ヒスタミン剤は、一種類だと効かないとのこと)、乾燥甲状腺末、ビタミン、亜鉛、なんかその他色々、
を一日分、全部合わせて粉にして処方(説明が難しい)
と、塗り薬。



栄養改善のため、みそ汁をご飯にかけるように(またまたみそ汁)
みそ汁がいいらしい。(発酵食品がいい、って事なのだろうか?ヨーグルトも良いと言うし。)

だっちゃんは肝機能が悪いから脂肪分はダメ(肝機能が悪くない場合は、脂肪分も問題無いらしい)
毎日日替わりで色々な物を食べていたら、人間の食事と同じ物を食べていればいい、との事。


ほんとの事を言うと、親分は元々は、自分のご飯を半分分けてだっちゃんを育てようと思ってたんだ。
人の倍は食べる親分だから、自分のご飯を半分分けたら、わざわざだっちゃんのご飯は作らなくて良いし、自分はダイエットになるし、食費は変わらない。
良いことずくめだ!と、考えたんだ。

だけど、「犬には犬のご飯を。」、と最初に行った病院で指導されて、病院お奨めのドッグフード、H社のサイエンスダイエットグロース。
それを食べ出して以来、だっちゃんは痒い痒い日々が始まった。
痛恨の出来事だ。

んで、ここにきて、「人間のご飯と同じ物を。」

やっぱり私は間違ってなかった!!
なんだー、思った通りにすれば良かった!!親分は意を強くした。


人間が食べている物が欲しくてたまらない犬と、食べてる物をやりたくてたまらない人間。
これからの日々がちょっと怖い。






三週間分の薬が出たから、ひとまず安心。

薬はとにかく、きっちり飲ませるように。
忘れたり時間が遅れたりするのも厳禁(一種類の袋は1日3回、もう一種類の袋は一日2回)
なんとも大変。
しかも、塗り薬も。


薬が出てほっとしたけど、これで良くなるわけじゃない。
きっちり薬を飲んで、塗り薬を塗らなきゃ、何も始まらない。

しかも、だっちゃんは薬は飲みたくないし、塗り薬も塗られたくない。
当分の間、犬と人との知恵比べ、駆け引きが繰り広げられる事になる。

なんとも気が遠くなる。



なんとか薬が効いて、痒みだけでも治まるといいな!


診断。治療説明書。

診断名、検査結果、治療薬の説明、

食事についても書いてあり、

ドッグフードは、防腐剤、添加剤、着色剤、香料、嗜好剤が配合してあり、食品偽装の時代、動物の餌には捜査義務は無いので、危険、とのお考えのようだ。

シャンプーは温風ドライヤーは禁止と。


薬の飲ませ方も書いてある。


しっかり、『 あずきの粒餡 』と書いてある。
漉し餡じゃダメなのかな?
小豆の皮の栄養価の問題だろうか?
白あんもダメで小豆が良いのだろうか?
謎は深まる。




粉薬。ずらずらずらーっと繋がっていて、一回分を取り出すのはけっこう大変。
飲むのはもっと大変。
これとは別に抗生剤もあるし(一日2回)


豆嫌いなだっちゃんは、小豆はダメ。
チーズでくるんでも、周りに少しでも臭いがすると吐き出し、
チーズを見たら逃げ出すようになってしまった。
一口サイズのシュークリームも3回目には吐き出した。
思わず頭に血が逆流した人間に、口を開けさせられて無理矢理押し込まれたけど、
以後、シュークリームは使えなくなった。

結局、生肉でくるんで飲ませるのが一番確実。
(今のところ。そのうち神通力を失うかも。)


カプセルに入れると、まだごまかしがきくけど、
ちまちまちまちまカプセルに詰めるのは、
とてもとても、面倒くさいらしい。


 そして、『人間の食べ物』、はどうなったか?

人間と同じ物を、と言っても、人間が食べる物は、けっこうな頻度でネギが入っている。
わざわざ犬の分だけ材料を分けて、ネギなしのを別に作るなんてナンセンス。
おまけに、脂肪分は禁止となると、なかなか人間と同じ物は食べられない。
そうなると、ダメなメニューだらけになる。

結局、今までと同じに、同じ食材を使って、犬には犬用のご飯を作り、
お相伴の時には、お魚やお肉を分けて、という感じになってしまう。


それに、人間が食べている物で、だっちゃんが欲しい物は、肉と魚とチーズ料理くらいで、
大部分の物は欲しくは無い。

例えば、ある日の人間の朝ご飯、

ご飯、大根と豆腐の味噌汁、納豆、明太子、なすの漬け物。塩辛

これじゃあ、犬はがっかり。

納豆も豆腐も嫌いだから食べない、明太子は辛いからダメ。なすの漬け物もいらない。
となると、ご飯と大根の味噌汁しか残らない。

自分のいつもの朝ご飯、
雑穀ご飯に、野菜と肉魚の煮物をかけたご飯、ヨーグルト付き、の方がよっぽど良い。

んで、ある日の人間の晩ご飯。

日本酒を飲みながら、鰺の塩焼き、なすの揚げ浸し、サツマイモの煮物、冷や奴、空豆、白菜の漬け物。

なんか年寄りじみたメニューだよね。
これも、アジ以外はいらないよ。
どうしても、と言うなら、サツマイモの煮物にバターが入ってる時だけは少し食べてもいいけど。
これがそっくり、だっちゃんの晩ご飯になったら困る。
やっぱり今と同じに、自分のご飯はしっかり食べて、お相伴でアジの塩焼き(だっちゃんのアジは塩してないけど)を貰うのがいい。

なかなかうまい話は無いもんだね。


でもこれで、人間の食事の時に、貰える物はだんぜん増えた。
今までも相当色々な物を貰っていたけど、更に増えた。

うちの人間達は、
「でもまあ、これも、だっちゃんが14歳だから、というのも大きい。
もっとずっと若かったら、やっぱり違っていたと思う。
もう残り少ない犬生だから、思い残す事無く、なんでも食べろ、というのもある。」と言ってる。

そうじゃなかったら、なかなか出来ないかも、って。





それから、禁止されたシャンプー、

シャンプー厳禁になって、だっちゃんはとっても嬉しいけど、
人間達にとっては、これは辛い!

脂漏の臭い(だっちゃんの場合は、古畳のような臭いがする)と、塗り薬の臭いと、耳の薬(外耳炎になった)が合わさって、とっても臭い。
洗いたくて洗いたくてたまらないらしい。

特に、前世はアライグマだったに違いない、と思う親分は、
目の前の物をなんでも洗ってしまう習性がある(洗うだけ。片づけはしない)。
しかも、目の前にはうすら汚れた犬が居るんだ!!

拷問のように辛いらしい。



でもまあ、

「もう14歳、長生きして最後になって、こんなに痒くて辛い思いをするのは可哀想。
残り少ない犬生、痒みと無縁に、楽に過ごさせてやりたい。
大変だけど、頑張って、元通りのふかふかの毛にしてやろう!!
お前もがんばれ、掻くな囓るな、我慢しろ!!」って。


2008/05/28 だっちゃん
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