だっちゃん近影


竜ヶ岳、雪の中  2007/12/24


 お天気が良さそうなんで、富士山が綺麗に見える山に行く事になった。

気持ちいい道を歩くのもいいけど、それだけじゃ、やっぱり寂しい。
頑張って登って、視界がわーっと開けて、あちこち眺めが良いと嬉しいし、
富士山が見えるとなお嬉しい。

って事で、竜ヶ岳に登る事になった。
竜ヶ岳には2年半前に挑戦して、暑さに負けてあえなく敗退した過去がある。
今度は寒そうだから大丈夫かな。

計画では、本栖湖キャンプ場の登山者用駐車場に車を停め、端足峠登山口まで歩いて、端足峠に登り、尾根を歩いて竜ヶ岳へ。下りは本栖湖キャンプ場にまっすぐ降りる。
と、決めたけど、さあ、どうなる事やら。



御殿場インターを降りて車を走らせていたら、だんだん明るくなりだして、
真ん前にでっかい富士山。
富士山の横に、まん丸の月。

なかなか不思議ないい眺めなんで、カメラを出そうとした親分。

あれ?・・・・・・・・・

無い。

「カメラ、積んだ?」
「知らん。玄関にあった荷物を積んだ。」
「ええー、カメラは昨日充電してたでしょ。」

とたんに車内に険悪な空気が流れ、
だっちゃんは体を固くする。

荷物を用意する人と、車に積み込む人が別、ってのが、この敗因だね。
なんせ、だっちゃんは車に乗る前に近所を一回りするから、荷物を用意した親分は、だっちゃんと一緒に出かける。
その間に、大親分が荷物を積み込むんだ。

まあ、しかたないね。
写真なんかどうでもいいよ。

って、だっちゃんは思うんだけど、人間はそうはいかないみたいだね。


って、事で、今回は、コンビニで買った使い捨てのカメラで写したんだ。
せっかくの綺麗な眺めだったのに。

なので、画像にタイムスタンプが無いから、写した時間も正確にはわからない。

おまけにGPSの電池が途中で切れてしまったのに気が付かなくて、
帰り道の時間がわからなくなってしまった。

きわめつけで、メモも無くしてしまったので、今回はかなりいい加減な時間しかわからない。



本栖湖キャンプ場の登山者用駐車場に車を停め、

7時35分、端足峠登山口を目指す。

けっこう雪が積もっていて、寒い。


8時10分。本栖湖登山口の看板の所。

道路を歩くのはもう飽きて来たので、ここから山道へ。
東海自然歩道を端足峠まで歩きだしたけど、しばらく歩いたらやっぱり飽きて来て、

結局、戻ってここから直接竜ヶ岳を目指す事にした。


山道にだっちゃんは張り切る


気持ちいい道だよ


日向は暖かい
じぐざぐに登る


日向は雪が溶けてるし、風も無くて暖かい。
歩いてると暑くなる


日陰になったとたん、雪がいっぱい。
風がビュービュー強くて強くて、寒くて寒くて、人間達は、
「寒いー!!真冬だー!!」
「もうやだー!!帰りたい!!」って騒いでた。
尾根に乗るまでの20分ほどの間はとっても辛かったらしいよ。

だっちゃんはぜんぜん平気。
サラサラの雪が嬉しいし、最後はいつものように、先頭でみんなを励まして登ったんだ。


10時ちょうど、尾根に乗った。

富士山にかかってた雲が流れていったんで、慌てて記念写真を撮った。
詫び状の画像の別カット。

「珍しく良い感じに撮れたのに。カメラを忘れてなければ。。。」親分は残念がってる。

富士山を見て、人間達は元気になったし、
そこからは両側笹の尾根道を快調に進んだ。



10時21分、竜ヶ岳の山頂に着いた。

記念写真を写そうとする人間、
早く美味しい物が食べたくて落ち着かないだっちゃん。


アルプスもとっても綺麗だったんだけど、
これじゃあ、ぜんぜんわからないね。


今度はあっちも行ってみたいな。
もう無理かな。


ここはとっても眺めがいい。


写真なんかいいから、早く食べようよ。
だっちゃんお楽しみの美味しい物タイム。


最初は5人くらいしか居なかった山頂も、ご飯を食べている間に次々人がやって来た。

本栖湖キャンプ場から登って来た方達が、だっちゃんの足を見て、

「足が綺麗だけど、どこから登って来たの?」って聞かれた。
あっちの方はどろどろだったんだって。

その方達にテーブルとベンチを譲って、だっちゃん達は帰り支度。



もっとゆっくりしたいけど、人が多くなったから、もう一度写真を写して素早く下る事に。


だっちゃんはもっと色々食べたかったから、
まだまだ降りたくないんだけど。。。


11時20分(たしか)出発。

休憩中に、GPSの電池が無くなってたのに気が付かなくて、帰りのトラックログがとれなかった。
ここからの時間はうろ覚え。

気持ちいい道だよ。
右手にはいつも大きな富士山。


登って来た道と、本栖湖キャンプ場との分岐。


足が綺麗だって、不思議がられたわけがわかった。
こっちは陽が当たるから、雪が溶けてどろどろずるずる。
滑ってけっこう怖いよ。
慎重に下る。


足下のずるずるははうんざりだけど、大きな富士山を眺めながら歩けるのは気持ちいい。


東屋があったところ。
ここまででけっこう気持ちが草臥れたよ。
だっちゃんでさえ、滑って大変だったんだ。


本栖湖が大きく見えるとこ。
この前は、ここまで来て、あっさり撤退したんだ。

でも、今日もこっち側から登っていたら、ずるずるにめげて、あっさり撤退してたかも。
寒かったけど、雪がいっぱいのとこを登って良かったよ。


13時15分、キャンプ場の駐車場に戻った。

だっちゃんは、泥だらけのお腹や足を、そこらへんの雪で、
ゴシゴシゴシゴシ、って拭かれた。

優しさのかけらもない行為だよ。


歩いたコース:本栖湖キャンプ場の駐車場(7時35分)ー>本栖湖登山口(8時10分)ー>端足峠登山口を目指し東海自然歩道を少し進んだところで引き返す(8時26分)ー>本栖湖キャンプ場との分岐(10時)ー>(10時21分)竜ヶ岳山頂(11時20分)ー>(13時15分)本栖湖キャンプ場の駐車場

所要時間:5時間40分。


登りは雪だったし、下りは泥でずるずるだったし、けっこうかかったね。

登りに選んだ道は、あんまり登る人も下る人も居ないせいか、会ったのは、単独の方と二人連れの方達が下って来ただけだった。
こっちを選んで大正解だったね。

下りの道はやっぱり人がいっぱいで、登って来る方達を避けたり、
後ろから来た方に道を譲って避けたり、逆に、追いついてしまって道を譲って貰ったり。
なかなか気疲れしたよ。

やっぱり、マイナールートを選ぶのが無難だね。



今日は、お天気が良くて、眺めが良くて、とっても良かったよ。

ここはみんな気に入った!!
また来たいね、って言ってる。

だっちゃんの年を考えたら、暖かくなったらもう無理だろうけど、
寒い間に、もう一度、来れるかな?
来れたらいいな!!


Home 近影↑ 外遊び↑ ←滝子山 高指山→