だっちゃん近影


倉岳山は涼しかった  2005/10/23 日


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その 2


ここからは、だっちゃん好みの道だよ。


わりと広い尾根で、アップダウンを繰り返しながら、登って行くんだ。

張り切って行くよ。


こういうとこ、大好き!


早足で、どんどん登る。

しっかり、ついて来てね。


途中の展望。

ずっと木に遮られてるから、涼しいのはいいけど、
展望が無くて寂しい。


お天気が良くて、雲一つ無い。

木の間からの陽がまぶしい。


もう、花の季節は終わったのか、
あんまり咲いてなかった。

でも、スズメバチも居なくて助かる。


途中、2カ所くらい、急な所があったけど、
楽な道だよ。


で、急な所を登ったら、


10時13分、

頂上に着いた。

秋駄座りで記念写真。
でも、文字が読めないね。


ここは、富嶽十二景のうちの一つなんだって。

さすが、富士山が、綺麗だ、
やっぱり、富士山は、雪がある方が良い感じ。

人気の山のようで、休んでいたら、次々登ってくる。

少しだけ休んで次の山へ向かう人、
ここで食事にする人、色々。


富士山を眺めながら、しばらく休んだけど、
風が強くて強くて、寒くなった。

一ヶ月前黒岳に行った時は、汗でぐっしょり暑かったのに、たった一ヶ月でこんなに違うんだね。

帰り支度開始。

でも、良い眺めだし、名残惜しいね。

 帰り支度をしてたら、ひょっこり、黒柴が登場した。
リードは付いてないし、飼い主もそばにいない。でも、首輪もあるし鑑札もついてる。野良じゃ無さそう。。。
麓の家から、脱走したんだろうか?

黒柴は、頂上をうろうろ歩き周り、お昼を食べている人の袋に後から鼻を突っ込んで驚かせて、
追い払われて、別の人のカップの中を覗き込んで困らせ、
景色を眺めている人の側に行ったり、あちこちで、マーキングしたり。。。

なかの一人の方から、「知ってる犬ですか?」って聞かれた。
聞いた方も、多分、うちが知ってる犬のわけない、とは思ってたんだろうけど、腹立ちで、犬連れのだっちゃんちに言ったんだと思う。

そりゃー、ご飯の邪魔をされたり、食べてるそばで、しっこされて、気分を害しない人は居ないよね。

迷子なら、なんとかしてやりたいけど。。。どうしたらいいものだろう。。。

と、悩んでいるうちに、黒柴はだっちゃんにつきまといだした。
だっちゃんは、無遠慮にしつこくつきまとう犬が大嫌い。

何度も何度もしつこく来るから、我慢出来なくなって、ガウッ!って怒ってやったんだけど、
これじゃあ、だっちゃんまで周りに迷惑をかける犬と思われちゃう。

まったく、もう、迷惑だな。

おまけに、だっちゃんがガウッって言った時、リードをぐいっと押さえた大親分は、膝を捻ってしまった。
もともと、膝が悪い大親分、下りは大丈夫だろうか。。。

ってんで、気分も悪いし、帰る事にした。



こいつ。

顔は可愛いいし、犬は憎めないけど、

飼い主には腹が立つ。


すっかり嫌な気分になったけど、

下りの道は楽しいから、気分をなおそう。

そう言えば、富士山をバックに写真を写すのを忘れた。

 と、下っていたら、次々、登って来る人に、

「黒い小さな犬が登って行きませんでしたか?」と、聞かれた。

みんな、つきまとわれて、困ったんだって。
うちが、犬連れなんで、みんなうちに言うみたい。

中高年のグループの方達は、
「お宅は、リードを付けて、ちゃんと犬を押さえてくれるからいいけど、黒い小さな犬は、一人で歩き回ってて、まいったよ。」って。

中の一人は、とっても気の毒なことに、足に、しっこかけられたんだって!!
酷い気の毒だよ!!
「そばに飼い主が居ないから、文句も言えない。」って。。。。

そんな中でも、「秋田はいいねー!大人しいね。」って言ってくれる人もいたから、良かったけど。。。


途中、飼い主が登って来て、
「迷惑かけませんでしたか。すみません。離してしまって、居なくなってしまって。」って言った。
「頂上で顰蹙だったよ。」って、教えてあげたけど。。。

離してしまって、って言うなら、見つけたらすぐ捕まえよう、繋ごう、ってリードを手に持ってるなり、腰に結んでるなりするもんじゃないかな?
これだけ人がいる山なんだし。。。なんだか、切迫感が感じられ無かったよ。
確信犯で離したんだろうか。。。


飼い主は、何も見ていないから、何も悪い事は起こらなかった、何も問題は無かった、と考えるかもしれない。

被害を受けた人も、先を急ぐ場合、飼い主に会う事も無いし、後で会っても、日本人は面と向かって文句を言う、って事も少ないかも。

で、あんまり腹がたったり、犬嫌いの人だったりしたら、下山して、お役所に苦情を言うんじゃないだろうか。
そんなで、犬禁の看板が立つのかもしれない。

犬嫌いの人や、犬が怖い人が、犬に近寄られたら、避けようとして思わず足を引いて、転んだり崖を落ちたりしたら。。。
町中よりも大事になってしまう。
犬が怖い人は、チワワだって怖いんだものね。


昔は、山に行くのは、猟師と猟犬と、山仕事の人だけだったから、犬がどう振る舞おうと問題無かったし、
犬は昔と変わらずにいるだけなのに、時代が変わってしまったのが問題だよね。
犬も被害者なんだと思うんだけど。。。

犬を思いがけず加害者にしないためにも、ちゃんとリードに繋いで欲しい。



大親分の膝は、下りはかなり辛かったようだ。
峠まではまだましだったけど、だんだん酷くなって、峠から車まで戻るのは、かなり大変だったんだ。
ようやっと、で、降りる、って感じに、ゆっくり、ゆっくり下った。
膝用のサポーターを持って行ってて良かったよ。

「嫌な予感がしたんだ。蹴ってでも、だっちゃんに近寄らさなければ良かった。」って後悔してたよ。




だっちゃんがやっつけてやれば良かったよ。

そしたら、痛い思いしないで済んだのにね。

次は任せてくれていいよ。(ダメ!!)

帰りは、陽ざしが強くなったから、写した写真はみんなダメだった。
それに膝が痛い、って途中でカメラもザックにしまったんだ。
帰りの写真は、ほとんど無い。


登りながら、「いいところだね、ここは、また来たいね」、って言ってたんだけど、
後味悪い山行きになってしまった。


帰り道はやっぱり大渋滞。
休みたくても、SAも無いし、道の駅も無い。
行楽シーズンだし、久々のお天気のいい週末だったし、仕方ないとはいえ、ちょっと辛かった。

でも、久々の山歩き、だっちゃんは満足!!

早く、次の山に行きたいな!!


出発、8時 ー> 9時18分 水場 ー> 9時33分 峠 ー> 10時13分 頂上 11時5分 ー> 1時20分 戻る。

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