だっちゃん近影


ついに、谷川岳!  2005/11/03


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その2


10時28分、トマの耳に着いた。

ここは人でいっぱいで、近づく事が出来なくて、記念写真は撮れなかった。
休みたくても、休む所も無い、って感じ。

次を目指そう。

雲が出て来て、暑くなくなった。
だっちゃんは助かるよ。


次は、あそこまでかな?

小さく人が見えるんだけど、わかるかな。


さー、どんどん行くよ。

ところどころに、雪があったよ。
溶けずに残ってたんだ。


だっちゃんがすぐ際まで行って覗き込むんで、
「落ちるなよー!」って心配される。

景色を眺めるだっちゃん。

良い眺めだねー!
気持ちいいねー!


なかなか楽しい道だよ。


「降りて来る人を待ってようね」、って言ってたら、

「先どうぞ。」、って言ってくれた。


せっせと登るだっちゃん。

「四つ足は楽に登るなー、さすが四輪駆動だ。」って、おじさんに笑われてるとこ。



10時45分、ついに着いた!!

谷川岳山頂、オキの耳

やったー!!

周りの人達に、「頑張ったねー!」って言われた。

 親分は、「ついに来たー!まさか、谷川岳に登れるなんて思いもしなかった。」って、大感激だった。

なんせ、高校時代の研修旅行で、1200m程の山に登らされたんだけど、
みんなは2時間で登ってしまうくらいの山、早い人は1時間もかからずに走って登ってしまうくらいの山、
なのに、親分は、死にそうになりながら、半日がかりでようやっとで登ったんだ。
その時に、山はこりごり、自分には山は無理、2度と山に登る事はない、と決めたそうなんだけど。

そんな体力ゼロの親分だったけど、だっちゃんが来てから11年半近く、
毎日毎日、だっちゃんと一緒に遊んで走って歩いて、雨の日も風の日も台風の日も、
いつの間にか、気が付いたら、人並みの体力になってたんだね。

「だっちゃんがここまで連れて来てくれたんだねー!」
「だっちゃんが居なかったら、絶対に来れなかったよ。」って感激してた。

大親分だって、そうだよ。
体力、運動能力はあっても、高い所が苦手な大親分は、だっちゃんが居なかったら、絶対に山に登るなんて事は無かっただろうからね。
最近は、高い所にもかなり慣れたよ。

「この景色は、だっちゃんからの贈り物だね!」って、とっても喜んでたよ。


それくらい、景色が素晴らしかったんだ。
低山でも充分楽しいけど、いつもと景色も空気も風も違うんだ。

ここに来なきゃ、ダメなんだね。
だから、みんなここに来たいのかな。



一休みして、ご飯。

この山は平らな所が無いから、休むのが大変だね。
ここも斜めなんでマットは、ズルズル滑って谷底に落ちたら困るな。


マットは断念。
稜線で、秋駄座りだ。

風が気持ちいー!


とっても元気だった子供達。
一番小さい子は、6歳だって!
ちゃんと自分で荷物を背負って元気に登って来たんだよ。
偉いね!

なぜか、秋田犬が受けてしまって、だっちゃんは、ハンバーガーを分けて貰った。

ごちそうさま!


人がいっぱいだと、だっちゃんは落ち着けないから、
浅間神社奥の院を目指す。


11時12分。到着。お参り。

だっちゃんは、もっともっと先に行きたかったんだ。
ここから、まだ道が続いているんだもの。

だけど、
「もう、充分。ダメ!!一ノ倉は行けっこないの!!」って。

でも、行けるか行けないか、行ってみなきゃわからないと思うけど。。。行けるとこまで、行ってみたいな。。。


しかたない、帰るか。。。残念だな。


下りは、登って来る人も多くて、けっこう大変だった。



まだまだ物足りないだっちゃんは、西黒尾根を行こうよ!って言ったんだけど、
「そっちは道が難しいから、ダメ!」って言われた。
だって、往きと同じ道なんてつまんないよね?
それに、あっちの方が人も少なくて楽しそうなのに。。。


 登って来る人に先に通って貰おうと思っても、次から次に登って来るし、
後からも人は降りて来るし、なかなか譲るのも大変だ。

それに、脇によけて待ってると、登って来た人は、「秋田犬だねー、頑張って登ったんだね」って、
だっちゃんの前で足を止めてしまう事も多かったんで、待ってるのも考えものかも。。。

声を掛けてくれるのは、とっても嬉しいんだけど、後で渋滞しても困るし。。。悩んでしまったよ。

で、下りは、登って来る人、後から来る早い人の邪魔にならないように気を付けながら、せっせと下った。


親分はだっちゃんにつられて、いつものように駆け下りようとして、2回転んだ。
新しい靴だったんで、いままでの安い靴とは動きが違ったらしい。
でも、新しい靴は快調で歩きやすくて、値段だけの事はある。と感心してた。
走るのには向かないけどね。




人が多かったから、帰りは気ぜわしかったよ。



名残惜しいから、天狗の留まり場の岩の上で一休み。

景色を眺める一人と一頭。
いつまで見てても見飽きないね。


でも、ここ、居心地悪いよ。
滑り落ちそうだ。


さあ、帰ろっかー

13時15分、ロープウェーの駅まで降りてきて吃驚!!

下りはすっごく長い列になってる!!
ロープウェーとリフトに乗って紅葉を見に来た人もいっぱいいるんだ。

少し時間を潰そうかとも思ったけど、そんな事してもいつになるかわからない、って感じだ。
こんな事なら、もっと山頂でのんびりしてくれば良かったかな。
今更言ってもしかたないね。

25分くらい待って、ようやく乗れたよ。
帰りもだっちゃんは、親分達の椅子の下に潜り込んで、怖さを堪えてたよ。
隣の人に、「あらー!そんなとこに入ってたの。いいとこあったわねー」って笑われた。

ロープウェーはイヤだけど、とってもいいとこだった。
また来たいなー!



天神平(08:05) ー> (09:20)天狗の腰掛 ー> (10:00)天神ザンゲ岩) ー> (10:15)肩の小屋 ー> (10:28)トマの耳 ー> (10:45)オキの耳 ー> (11:12)浅間神社奥の院 ー> (12:15)天狗の腰掛 ー>(13:15)天神平

5時間10分。


本当は、もっとゆっくり過ごしたかったんだけど、人が多くてのんびり出来なかったのが残念。
今度は人が少ない時を狙ってまた行きたいな。



この後は、水上の、だいこく館に泊まった。
部屋は広いし、畳が気持ち良くて、だっちゃんはくつろいだよ。
温泉も掛け流しで良かったって。

ぐっすり寝て、疲れが取れたよ。


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