だっちゃん近影


大菩薩嶺から石丸峠  2005/12/04 日


 その1
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 林道が閉鎖になる前に、南大菩薩に行きたい、その頃なら、人も少ないだろう、って思ってたんだ。
湯ノ沢峠から、ハマイバ丸、大谷が丸なんかを歩くと気持ちいいんじゃないかな。

でも、週末の天気予報は、あんまり良くない。
木がない山は、風が強いととっても寒いだろう。
どうしたもんか。。。考えたんだけど。

午前中はまだ晴れそうだし、急いで大菩薩嶺に登って、この前の心残りの石丸峠経由で歩こう。
大菩薩嶺なら、そんなに時間はかからないし、一度行ってるから様子もわかるし、この季節でも大丈夫かも。


思ったより行くのに時間がかかってしまい、上日川峠の駐車場に着いたのは、8時20分。
3時間もかかってしまった。
お天気は曇りで、とっても寒い。親分は震えてるよ。

急いで支度して、8時35分、出発。

長兵衛ロッジの前に、「黒ラブを探してる。」、という貼り紙があった。
もう家に帰れただろうか?
これから寒くなる季節に、こんな山の中で心配だね。
もし、途中で会ったら、連れ帰ってあげたいけど。。。



福ちゃん荘までの道、ここは覚えてるよ。

張り切ってどんどん進むだっちゃん。

今日は寒くてとっても気持ちいいー!


8時57分、福ちゃん荘。

ここにあった寒暖計。
マイナス2度くらいかな?

寒いわけだ。もう冬だね。


あたりもすっかり冬枯れてるし、これで雪があったら完璧冬だ。


まだ来ない。。。歩くの、遅いよ?

早くおいでよー

さっさと先に行っては、じれて戻って来るだっちゃん。

一人で行くのはやだもんね。


曇ってるけど、それなりに眺めはいいよ。


どんどん行こうよ!


んもーぉ、遅いんだから!

さっさと歩こうよー


岩のところに来たよ。


ほら、早く、早くー!


富士山は、下の方だけ、見えた。

10人くらいのグループの方達が下って来て、

「放れてる黒い犬が居るから、気を付けなさいね。」って教えてくれた。
今はどっかに行ってしまったけど、ずっとつきまとわれてたんだって。

こんな人気の山でも、犬を放してる人が居るなんて、思いもしなかった。
さっきの貼り紙の黒ラブもそうだったんだろうか?そして迷子になってしまったんだろうか?

と、話してるうちに、話題の黒い犬が走って来た。
けっこう大きくて、だっちゃんと同じくらいか、ちょっと小さいくらい。
毛は長めで、一部茶色の部分がある。ちょっと見、バーニーの色に似てるかな。
耳は確か立ってた。
複雑なMIXって感じだろうか?
首輪はしてなかったから、迷子かな?飼い主らしい人も周りに居ない。
登山客につきまとって、食べ物を貰って暮らしてるとか?まさか。。。?

走って来るなり飛びつくように、だっちゃんのお尻の匂いを嗅ごうという無遠慮ぶり。
もちろんだっちゃんは怒ったよ。
そういう礼儀知らずは大嫌いだ。

挨拶したいならしたいで、ちょっと前で立ち止まって、
怪しいものではありません、挨拶していいですか?って聞くべきだよね。

その犬は、だっちゃんにしつこくつきまとうんで、グループの方達に気を取られてる隙に、急いで走って先に行った。

迷子でも下まで行けば、なんとかなるかもしれないよね。きっと。。。
腹は立つけど、犬は心配だ。


しばらくすると、男性が一人で下って来た。
この人が飼い主だろうか?
でも、リードも何も持ってないし、犬を連れてる雰囲気は無い?かも?
飼い主だとしたら、文句の一つも言いたいところだけど、もし、違って、この方も犬に迷惑をかけられた人だったら、気の毒だし。。。


犬を迷子にしないように、他人に迷惑をかけないように、ちゃんとリードをつけて欲しい。
うちの犬はちゃんと訓練してるから、どこにも行かないから、と思っていても、犬は犬。

犬界のエリートの警察犬だって、捜査の最中に山で脱走して迷子になってしまった、って事件があったもの。
毎日、毎日、専門家が訓練してる警察犬だってそうなんだ。
絶対に大丈夫、なんて事、あるわけないよね。

飼い主のそばから離れて行っている間、見えなくなった間、何をしてるか、もっと想像力を働かせて欲しいな。



ん?

行っていいの?


んじゃ、お先に。


やな事はあったけど、

気を取り直して行こうね!




9時58分、雷岩に到着。

出発したのが遅かったから、もうこんな時間だ。

それにしても、だっちゃんは毛が無いね!

 あんまり時間も無いし、春に来た時に行ったし、って事で、大菩薩嶺の山頂は、今日はパス。
そのまま雷岩に上がって、先を急ぐ事に。

雷岩の上のなんでもない所で、大親分はこけてしまった。
新しい眼鏡がまだなじんでなくて、斜め下の見え方が、今までの眼鏡と違ったんだって。
眼鏡を掛けてる人は要注意だね。

ちょこっとすりむいたくらいで済んだから良かったけど、何かあったら大変なとこだった。
山に行く時は、なじんだ眼鏡で行かなきゃね。



さあー、大菩薩峠を目指そうー!

遮る物が無いから、風が強くてとっても寒い。

雪がチラチラして来たよ。


高い所に上がりたいだっちゃん。

右手の高いところにすかさず行って登り出す。


眺めがいい。

来た道はどこかな?


もっと高いところに上がろう。


ひゃー!
いい眺めーー!!

気持ちいいー!


あっちも眺めて。


気が済んだから、降りるか。

あっ、リードが引っかかっちゃった。


むー。。。なんとかして。



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