だっちゃん近影


一の倉沢でスノーシュー  2005/12/20


 去年はあちこちで雪遊びが出来たけど、この冬はどうだろう?
雪は降るかな?

それなりに雪が降った山もあるみたいだけど、カチカチに凍ってたら、だっちゃんの足には辛いかな。
雪を期待して山に行って、雪が無いと残念だし。。。
この時期は、最初っからいっぱいある、ってわかる所へ行った方がいいかな?

なんて悩んで、色々調べていたら、一の倉沢でスノーシュートレッキングがしたくなったうちの人間。
でも、一の倉沢って雪崩が多い所だよね。

雪崩は怖いし、そんな中を自分達だけで行動するのは不安。
おまけに、雪でなんにもわからなくなってる所を歩くには、自分達の読図能力も不安。
そんなわけで今回は、地元のガイドさんをお願いしたよ。
経験豊かな方と一緒に過ごすのは、とてもいい経験だよね。

前日も吹雪で、行けないかもしれない、って話だったけど、朝には雪も止み風も無い。
今日は表層雪崩もおきそうにない、と言う事で、出発!



9時45分、出発したはいいけど。。。

あまりに大量の重たい雪にたじろぐだっちゃん。

ちょっ、ちょっと、これ、すご過ぎだよ。。。


湯桧曽川のとこから入って行ったよ。

もっと雪が積もれば、川も埋もれてしまって、川の上も歩けるんだって。


だっちゃんはお腹まで埋もれてしまうんですけど。。。


人間はいいね、スノーシューなんて物があるんだもん。


だっちゃんはもがきながら、自分の足だけで歩くんだよ。


でも、雪は好きだから頑張っちゃうけど。。。


この看板は、2メートル20センチくらいあるんだって。
だから、今は2メートル近く積雪があるらしい。

凄いわ。


なんだか圧倒される雪景色だよ。


雪にもがきながら進むだっちゃんを続けて見てね。


薄毛ハゲ腹のだっちゃんだけど、寒くないよ。


これで毛が生えてくるかな?


それにしても1歩が大変なんだ。


こんなに埋もれて、
お腹がしもやけにならなくて良かったよ。


雪の中で泳いでる感じだもん。


でも、楽しいね!


もっと軽い雪だったら、もっと楽しいのにな。

 あまりの雪に、だっちゃんは踏み跡を辿るのが精一杯で、どこへも行かないだろうし、行く気にならないだろう、と言う事で、リードも外して貰った。
確かに、これじゃあ、どこへも行く気になれないね。
大量の重たい雪は、体中でラッセルしても、飛んで行かないんだもん。


 大親分は体重が重いから、スノーシューを履いていてもけっこう沈んで、歩くのも大変。
そこで、親分と交代して、少しでも固まってから歩く事にしてみたんだけど。。。



とたんに歩くのが遅くなるだっちゃん。

だっちゃんは歩けないよ。

親分の重さの踏み跡では、だっちゃんは埋もれてしまって歩けない。

こんなの大変過ぎるよー


栃の木の芽。

ねっとりした樹液で芽を保護して寒さに耐えてるんだって。
自然は凄いねー!


あちこちに雪崩の跡があった。
木々も雪から出てた上だけが無くなっていたり。

すごいもんなんだね。


東屋もしっかり埋もれてる。
そのうち屋根まで埋もれるんだって。

物見高いだっちゃんは、ガイドさんの後からさっそく覗き込む。


「この先進めるかどうか様子を見て来るから、ここで少し待っていて下さい。」との事。



あちこち探検したいだっちゃんに釣られて一緒に動く大親分、急にズボッ!っとなって、胸まで埋もれた。

親分は呆れて、「木のそばに行っちゃダメ!って言おうとする間もなく。。。」


大親分が這い出した穴。深いよ。


この先も大丈夫そう、との事で、出発。

今日は、他に誰も居なくて、この世界はだっちゃん達だけのものだよ。


だっちゃんが歩けないんで、やっぱり大親分が先になった。

先頭を歩いてみたかった親分はがっかり。


少し明るくなってきて、風も無いし、スノーシューにはいい日だね。

とても静かで、空気は冷たくて、すっごく気持ちいいんだ。


一の倉が見えて来た。


反対側


もうちょっと晴れていたら、上の方も見えたんだけど。
でも、贅沢は言うまい。

丁度お昼になったので、この先の林の中で、休憩。

今日のお昼は、コンビニのパン。
冬は気温がすっごく低くなると、おにぎりは凍ってしまって食べられなくなるんだって!!
考えてみれば当然だけど、おにぎりの水分も凍るんだね。

今日は、だっちゃんちも新兵器を持って行ったんだ。
コンロとやかんを手に入れて、お湯を沸かせるようになったよ。
テルモスにお湯を入れてたから、あっと言う間に沸騰して、これは寒い間、活躍しそうな予感。
雪に中で熱い飲み物、けっこう幸せなんだって。
ガイドさんにカップ汁粉も貰って、なかなか贅沢なひとときだったよ。

だっちゃんは熱い飲み物はどうでもいいから、パンを貰って、パクパク食べた。
いつもは貰えないクリームパンも、今日は特別。
いっぱい運動したんだもん、少しくらいどってことないよね。



なんだか別世界って感じだよ。


帰りはさっきよりは、見えるようになったけど、
小さくするとよくわからないね。


また来れたらいいなー!


こっちがわは晴れて綺麗に見える。


帰り道は、踏み固まってるから、だっちゃんは歩きやすいよ。
先頭で進もうとして顰蹙だった。
「自分勝手なやつだなー!」って呆れられたけど、だってぜんぜん楽なんだよ。

帰り道では山肌に往きには無かったクラックが出来てるとこがあった。
これが大きくなったら雪崩になるんだね。

1時35分、湯桧曽川の最初の所に戻って来た。
4時間近く、雪と格闘して、雪を堪能した一日だったよ!

今日は、ガイドさんと一緒だったんで、どうしても緊張感が薄れるようだ。
いつものように自分達だけで行動してたら、もっと緊張しながら歩いてるね。
逆に、だっちゃんが迷惑をかけてはいけない、と違った意味で緊張はしてたけど。

とってもいい方で、ワンコにも理解があるし、犬あしらいもさりげなくて慣れてるし、だっちゃんがリードを外して一緒にいられるんだから、凄いよね。
また、一緒にどこかの雪の中に行けたらいいな!


今年の目標は、もっと読図能力を高める事だけど、
雪の中のバックカントリーを自由に歩けるようになるには、かなり厳しいね。

こうやって、雪の中で遊んでいると、「テレマークスキーもしたい!」って言い出してるよ。
「犬連れでスキー場は無理だから、ずっとスキーは諦めていたけど、テレマークスキーなら一緒に楽しめるかも?」って。
でも、どこに行っても自分の足で歩くしかないだっちゃんは、人間もあんまり道具を使って欲しくないんだけど。
だっちゃんにハンディがありすぎだよね。


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