犬 の 詫 び 状

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154.一列に並べ!

2007/07/16

サプリ、サプリ、サプリ!

 長い間、詫び状をさぼってしまったよ。
その間、だっちゃんは耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、ひたすら、忍耐の日々だった。。。。

んなわけはなくて。

いやな事も、寂しい事も、悲しい事もあったけど、
楽しい事もそれなりあったし、どんななかにも、面白い事をみつけて、楽しくやってたよ。


長くさぼってた間の事だから、長いよ。
面倒なら飛ばして、最後のまとめだけ見てね。


だっちゃんの心臓が悪いとわかってから、僧坊弁閉鎖不全とアレルギーに良いというサプリを飲み出して、
一月くらい飲み続けたら、すっかり痒みが治まっていた。

10ヶ月以上、しつこくしつこく続いたひどい痒み。
きれいさっぱり無くなって、久方ぶりに囓ったり掻いたりしなくて済む、快調な肌になった。

その後、しばらくしたら、しっこの量が増えて、時々尿漏れが起きるようになった。
4,5日に一回くらい、座った拍子にとか、タラッ、と出るようになった。
自分でも吃驚して、何が起きたんだろう?って感じだったんだけど。

生活は特に変わった事はないし、ご飯の内容も変わってない。
考えられる事は、心臓とアレルギーに良いと飲み出したサプリだけ。

念のために、朝晩4錠飲んでいたのを、晩1錠だけに減らした。
そしたら、なんと!!
尿漏れはピタッ、と止まった。

やっぱり、このサプリのせいだったんだ。
まあ、若い犬だと、なんともないのかもしれないけど、老犬にはそういう事も起こるんだろうね。
たぶん、このサプリは、かなり利尿効果の高いサプリだったんじゃないだろうか?
だから僧坊弁閉鎖不全とアレルギーに良い、という事なのかも。

んで、これにて一件落着にはならなくて、

1日1錠に減らしたためか、しばらくしたら、またまた痒みはぶり返した。
せっかく痒みは治まってたんだけど、毛が抜ける時期なんで、まあ、仕方ないとは言え。

1日2錠に(朝晩1錠づつ)に増やしてみたけど、痒いのは変わらず。(尿漏れは起きない)
そうこうしながらも、なんとかこのまま毛が抜ける時期をやり過ごしたい、と思ってたんだ。



そんなしながら過ごしていた6月の中頃、何故か急に血尿が出ちゃっただっちゃん。

朝の散歩で、親分は首を捻った。
しっこの仕方がいつもと違う?
いつもより回数が多いし、なんか絞り出すようにしてる。
気持ち、赤褐色のような色に見える?

試しに新聞紙の上に受けてみたら、確かに赤いかも?!
これは一大事!!
腎臓が悪くなったんだろうか?!

って、事で病院に行って、尿検査、血液検査、エコー、レントゲン、って事になった。

結果、確かに尿中に血液が出ているけど、腎臓に問題は無さそう。
エコー、レントゲンで見ると、膀胱壁に盛り上がりがあって、
それが剥がれて尿中に組織が出て来ているんだろう、との事。

その盛り上がりが、血腫なのか腫瘍なのか、まではもっと詳しく検査しなきゃわからない。
オス犬だと、エコーで写しながら、カテーテルを膀胱内に入れてつついて見ることが出来て、
動いたら血腫、動かなかったら腫瘍、となるんだけど、
メスはカテーテルを入れるには、麻酔をしなきゃ出来ないんだって。

だっちゃんは年だし、心臓も悪いから、麻酔のリスクが大きい。
これが緊急手術、なんて場合だと否応なく麻酔して手術するけど、検査のためにリスクは侵さない方がいいんじゃないか。
血液検査の結果もどこも問題無いし、しばらく様子見しよう、って事になったんだ。
度々、血尿が出るようなら、また考えよう、って。


んで、それっきり血尿も出ないし、まあ、いいか。
なんて人間も気を許したんだけど。
そこには大きな落とし穴があったんだ!!

と、言っても、重大な病気じゃないよ。


検査の時は、朝一番にだっちゃんだけ病院に預けられるんだけど、
待ち時間に一人だと退屈だよね。
おまけに毛が抜ける時期で痒かったんだ。
当然、退屈しのぎに、あちこち囓るよね。

一人で預けられた、置いて行かれた、って気持ちも大きいし。
ストレスで、あちこちガチガチ囓る。

その上、やな事いっぱいされて、だっちゃんはいじめられた、って気分になっちゃう。(先生達は好きだけど)
そんな気分がMAXまで達した時、首輪まで噛み切ってしまった。

で、どうなったかと、言うと。
翌々日、またまた、口内炎になったしまった。


「いざと言う時のために、病院に預けられる事に慣れるように、って、若い頃から色々試してたのに、
若い頃は預けても大丈夫だったのに。
年々、飼い主べったりになって、少しの間離れるのもダメになった。」
「毎日、口の中を洗って、歯磨きもして、頑張ってたのにー!!」
って、うちの人間は嘆いてる。

今回は、ステロイドは極力使わず、丁寧に洗って、塗り薬でなんとか凌ぎたい。って事で、
朝晩2回、口の中を洗って、塗り薬を塗って頑張ったけど、
なかなか良くならない。

こっちの口内炎に薬を付けて、良くなった、と思ったら、あっちにまた口内炎が出来る。
いたちごっこのように次々出来る。
抵抗力が落ちてるんだね。

これは、なにかもっといい方法が無いんだろうか?


って、事でネットで検索してて、サンクロンってサプリを見つけた。
口内炎に効くらしい。
猫の口内炎に効果があったようだから、犬の口内炎にも効果があるかも?

朝ご飯の中に一滴。
飲み水にほんの少し。
溶かした液で、口の中を拭く。
拭いた後には、塗り薬を1日1回か2回塗る。

しばらく続けてみて、効果があったら報告するね。


と、長期戦を覚悟したとこで、左耳が多少赤黒く汚れが。。。
これは、外耳炎になりかけている。。。?

しょうがなく病院に行き、
耳は軽い外耳炎なので、一度の処置でたぶん治るだろう、との事。
でも、口内炎は、思い切ってステロイドを飲んだ方が良い、と。

苦渋の選択でついに、ステロイド服用。
口内炎は、服用一日半で治まりつつあり、いつもながらステロイドは凄い。





長々と書いたけど、まあ、簡単に言うと、

老化による症状との戦いに、次々サプリを投入し、日々総力戦で戦うも、
敵のしぶとい転戦による戦線拡大に、対処療法で応戦するも苦戦。。。

まずは、心臓とアレルギーに効果があるサプリを1日4錠飲んだ
サプリの効果で痒みが治まる
サプリの利尿効果で尿漏れが起きた
サプリを1/4に減らしたら尿漏れは治まったけど、痒みはぶり返した
サプリを最初の1/2にしたら、尿漏れは起きないが、痒さは治まらず
そうこうしたら、血尿が出た
検査入院中首輪をかみ切る、検査の結果、腎臓は異常なし、血尿の原因は不明
翌日には血尿は治まるが、ガチガチ囓ったせいで口内炎を再発
新しいサプリを服用開始
だっちゃんが飲んでるサプリは、またまた増えてしまった。
そんなこんなで、長期戦を覚悟したとたんに、まさかのステロイドの投入で戦局は急速に収拾し、
新たな局面を迎えそうだ。


10行ちょいで、説明出来ちゃう事でしかないんだけどね。
痒くて囓ったら益々口内炎が酷くなる、ってエリザベスカラーをされた。
おまけに、血の混じったヨダレが酷い時、エリザベスカラーにペットシーツを貼り付けのをされていた。
ヨダレで口の周りがタダレないように、って。
でも、ちょっと重い。。。

このおかげで、毛が抜ける時期なのに、珍しくハゲない。
囓れないもんね。

お腹も足もまだ毛がある。
いつもは一番にハゲるのに。
台風だ!

 天気予報では、台風が直撃するって、言ってる。
ドキドキハラハラしながら迎える散歩の時間。

雨は強いけど、めずらしく風はそんなでもない。
家を出る時は、どうしようか、と躊躇っただっちゃんだったけど、
一旦出てしまえば、一旦濡れてしまえば、もうあとは同じ。

いつもと同じに散歩した。

土砂降りの中に、敵を発見!!
この雨の中、やつもしっかり散歩してる。

負けてらんないね!
 
優越感

歩いていたら、ダックスが向こうからやって来た。
ダックスはだっちゃんを見つけ、ギャンギャン吠えだした。

すかさず、飼い主のおじいさんは、
「臆病なくせに、うるせーんだ、バカ!!」って言って、杖でポカリとダックスを叩いた。

それでも、ダックスが吠え続けると、
「おまえがかなう相手じゃねえ!」って、またポカリ。

だっちゃんはここぞとばかりに優越感に燃えて、

怒られてやんの、ばかばかばーか!って、お利口に、すまして脇を通った。
 
単純なやつで良かった、って?! 

 散歩の終わり、家が近くなってくるといつも、

帰りたくない、もっとあっちも行きたい。
帰りたくない、帰るのやだー!

って、歩かなくなるだっちゃん。
引っ張られ、引っ張られ、引きずられて、しぶしぶ帰って来る。

今日は、ちょうどぐずるポイントで、大好きなおじさんに会った。
喜んだだっちゃん、おじさんが車でだっちゃんちの方に走り出すと、

釣られて車を追いかけて走ってしまった。

走って走って、気が付いたら、
家の前まで来てしまっていた。

しまったーぁ!!
 
時代は変わる 

 詫び状をさぼってた間には、色々な事があったんだけど、
一番大きな事は、友達が立て続けに旅立ってしまったんだ。

今となると数少ない、昔からの友達。
会えば必ず挨拶して、無事を喜び合っていた友達。
兄弟のようにして育って一緒に過ごして来た友達。
立て続けに居なくなってしまった。

すっかり寂しくなってしまったんだ。

まだまだ昔からの友達は少しは残っているけど、
ひとつの時代の終わりなんだろうね。

んで、二代目の子が来たり、新しい顔ぶれがいっぱい増えて、
だっちゃんの周りで大きく時代が変わったのを感じるよ。
 
お互いにわかってんだ 

 朝の散歩で秋田犬のHちゃんに会った。
Hちゃんは4歳の女盛り。

んでも、だっちゃんだって、まだまだ若いもんには負けないよ。

だから、会った時はお互いにそっぽ向く。
飼い主同士が話してる間、ずっとそっぽ向いてる。

もし、間違って目があってしまったら、がうがうがうー!!!の二重奏になっちゃうもんね。
んで、「こらー!!ダメ!!」の二重奏になっちゃうのが目に見えてるもん。

賢い二頭は、ちゃんとわかってるから、大人しくそっぽ向いてるんだ。

寿命は尽きてる? 

 去年の夏から時々、口内炎に苦しんでいるだっちゃん。
うちの人間は、言う。

「だっちゃんはもう、生き物としては寿命が尽きているんだよ。
野生の状態だと、口の中が痛いと獲物は捕れないし、食べられないし、水も飲めないし、死んじゃうよ。
今生きてるのは、おまけみたいなもんだね。」

それはそうかもしれないけど、
犬は野生じゃ生きないもん。

それに、もうおまけの時間って言うんなら、
先の事は考えずに、美味しい物だけ食べさせて欲しいな!
 

三つ子の魂百まで

 散歩中、お水を飲みに公園に寄ったら、
テニスボールが落ちていた。

すかさずボールを投げる人間。
思わず追いかけて走り出すだっちゃん。

しばし、ボール遊びを楽しんだ。

「ずいぶん見た目はババアになったけど、
やってる事は子供の頃と一緒だな。」って言われた。
  
ごろんと転がって、

くるり、と戻る 6月初めのだっちゃん
謝るよりも 

 だっちゃんを見ると、いつもいつもいつも、とてつもなく吠えまくるコーギーが居る。
飼い主は申し訳なさそうにして、いつも引きずって行くんだけど。
だっちゃんは、たまーに虫の居所の悪い時には、ガウーッって言う時もあるけど、滅多に相手にしない。

今日も、そのコーギーに散歩で会った。
相変わらず、狂ったようにギャンギャン吠える。
飼い主は空き地の方に一生懸命引っ張って行って、「すみません、すみません。」って謝ってる。

大親分は思わず、「謝るより、犬を叱った方がいいよ。こっちに謝らなくてもいいからさ。」って言った。
んでも、それに対しても、「すみません。」って謝って、
コーギーはずっと暴れながら吠え続けてる。

犬を叱れない人ってのも居るもんだね。

思い起こせば、だっちゃんがガウガウだった頃、
だっちゃんがガウガウ言う度に、だっちゃんを怒るのに忙しくて、
相手の飼い主さんに謝る余裕なんて、滅多になかったもんね。

それはそれで肩身が狭かったようで、だっちゃん抜きで会った時には、
「いつもいつもすみません。なんとかおとなしくさせるように頑張りますから。」って謝ってたようだけど。
 

まだまだ若いもんには負けないよ、
秋駄界の三浦敬三さんを目指すんだ!

でも、目尻はだいぶ下がった。
年は隠せないね。
年寄りだからかな 

 最近のだっちゃんは愛想がいい。
色々な犬と挨拶する。

年を取って、教育的指導をするのも面倒になったんだよね。
よっぽど行儀が悪いやつじゃないと、大目にみるよ。
人間だって、年寄りは孫に甘いって言うから同じかな。

相手がチビワンコなら特に、体の大きさだけで黙らした方が簡単だって気が付いたんだ。
「今頃気づくなんて遅すぎだ!」って言われるけどね。
 
 
忠犬だ! 

 近所のおばちゃん、いつもチビワンコを連れて、日に何度も楽しそうに散歩してる。
でも、一時は心配したんだ。

おじちゃんが亡くなって一人暮らしになってから、ずいぶん落ち込んだようで、
見るからにやつれて、ずいぶん年を取ってしまったようになったんだ。

それが、寂しいから、って、チビワンコを飼ってから、
見る見るうちに元気になった。
すっかり元通りに元気になった。
どころか、前よりも元気になったくらいに。

そのワンコは、おばちゃんがちょっとぼんやりしたり、暇そうに座ってたりすると、
散歩に行こう、行こう!!って言うんだって。

言われるままに、日に何度も散歩に出て歩いて、
色々な人に会ってしゃべって、
すっかり元気になったんだ。

これは絶対に忠犬だよね?!
 
地引き網と追い込み漁 

 ここにきて、ずいぶん年を取っただっちゃん。

去年までなら、暑い日はデロデロ歩いて、引っ張られ、引っ張られ歩いてたけど、
ちょっとでも涼しくなると、また元気に歩いてた。

だけど、最近はもう、けっこう涼しい日でも、デロデロ歩く。
隙きあらばへばりついて匂いを嗅ぐ。
へばりついたら離れない。

「これが年のせいで、歩けない、ってんなら諦めもつく。
だけど、だっちゃんは敵の匂いを発見したら走り出すし、
敵に出会うと、とたんに張り切ってガウガウ言う。
大好きな人に会っても走って行くし飛び跳ねるし、
単に、怠けてるだけだから、腹が立つ。」って、うちの人間は言う。

歩くのが面倒で時間稼ぎに匂いを嗅ごうと、ついつい道路の端目がけて、ぐいぐい横引きしてしまうと、
うちの人間の堪忍袋の緒が切れる。

「そんなに力があるんなら、ちゃんと歩け!!」

そうなったらもう、人間はだっちゃんを引っ張ってどんどん歩く。
さながら浜で地引き網を引っ張ってる感じだ。
んで、引っ張るのに疲れると、後から、だっちゃんを追い立てるんだ。

「大型犬は足が命なんだから、しっかり歩け!!
動くから動物って言うんだよ!!」って情け容赦無く、追い立てる。
 
昔を思い出して嬉しいよ 

 散歩してたら、パピヨンを連れたご夫婦に会った。

だっちゃんはパピヨンは好きじゃない。
たいていのパピヨンは、だっちゃんを見るなりギャンギャン吠えるから。

でも、そのパピヨンは、とっても大人しくて、キャンとも吠えない。
そんななら、だっちゃんも歓迎だ。

そのご夫婦の息子さんの家では、秋田犬を飼っているんだって。
少ないとは言え、まだまだあちこちに居るもんだね。

そんな話しをしながら、パピヨンと途中まで一緒に歩いて散歩。
昔を思い出して嬉しかったよ。
たくさんの友達といつも一緒に遊んで、散歩してた昔を思い出して。
 
幼なじみ 

 だっちゃんの幼なじみ、ワンコの幼なじみはもう、少ししか残っていないけど、
人間の幼なじみはしっかり元気だ。

だっちゃんが3ヶ月くらいで、Tくんが幼稚園の年少だった頃、
種を越えて、おんなじくらいの年頃だったから、
仲良く一緒に遊んだんだ。

しかも、大人が、「こうして遊びなさい。」って教えるんじゃなくて、
二人で(一人と一頭で)あれこれ考えて、二人だけで一緒に遊んだんだ。

お互いに顔を見合わせ、
こうしたら面白いかな?
こうしたら喜ぶかな?
こうしたら嫌われるからしちゃダメだな?

って考えながら、工夫して遊んだんだ。

面白い事に、大人の人間や犬に遊んで貰う時には、カジカジ甘噛みしたり、
あちこち引っ張ったりじゃれついたり、飛びついたりするだっちゃんなのに、
Tくんと遊ぶ時には、そんな事はぜんぜんしない。

Tくんも、大人の人間や大人の犬と遊ぶ時とはぜんぜん違って、
無茶しないし、我が儘も言わない。

同じくらいの年頃、同じくらいの大きさ。
なにか通じ合う物があったんだね。
しかも、同じ群れじゃなくて友達。
お互いに、相手の事を考えながら遊んでたんだ。

大人は、「飽きず遊んでるけど、何が楽しいんだろう?」って首を捻ってたけど、
理解不能だったらしいけど、
二人には、とっても楽しかったんだよ。


今朝の散歩で高校の前を通ったら、Tくんに会った。
Tくんはもう高校生なんだ。
人間っていいね。

Tくんはお友達と一緒だったけど、ちゃんと撫でてくれた。
だっちゃんも、いつまでも友達だよ、って言ったよ。
 
タダじゃヤダよ

 毎日、毎日、歯磨きされてるだっちゃんだけど、
こんな嫌な事を我慢してるんだもん、やってる最中には、絶対に褒めて欲しい。

「よしよし、いいこだ、偉い、偉い。」って褒められながら磨かれたい。
当たり前だよね。

だけど、ついつい磨くのに熱中すると、親分は無言で磨く。
そんな時は、首をあげたり、口を背けて抗議する。

「悪い、悪い、やっぱりタダじゃ磨かれたくないよね。」って気づいてくれて、
また、褒めてくれる。

最近は、歯磨きの歌ってのも出来た。
歌いながら楽しい雰囲気にしてくれて、
いいこいいこ、って、褒めてくれれば、まあ、我慢してもいいかな。
 


4月の頃のだっちゃん。
毛がふかふか。しっかり冬毛。
カラスは頭がいい! 

 近所にとっても動物大好き!のおばちゃんが居る。
もちろん、だっちゃんも会う度に可愛がって貰う。

そんな、大好き!の気持ちはみんなに伝わるから、
犬も猫も、みんなおばちゃんが大好き。
おばちゃんに懐いてるカラスまで居る。

おばちゃんが歩いていると、どこからともなく飛んで来て、
後を付いてお供するんだ。

今日もおばちゃんと一緒に歩いていたら、そのカラスがやって来た。
塀の上で、カーカー、って鳴いてる。

大親分が面白半分に、だっちゃんのおやつを投げたら、
カラスは見事にキャッチ!!

カーッ!!ってアピールした。

「おお!!だっちゃんより上手だ!!」と、大親分はえらくうけた。
 
 
一列に並べ! 

 涼しい間は、どうしても朝の散歩は遅くなる。
たまに、子供達の登校時間と一緒になってしまう時がある。

だっちゃんはけっこう好きだよ。
賑やかなのは好きだからね。

問題は、
「あっ、ワンちゃん!ワンちゃんだー!可愛いー!!触りたーい!!」って時。

妙に、だっちゃんは子供に受けちゃうんだ。

今日も、子供達の群れに取り囲まれただっちゃん。
一人が、「触りたい!」って言うと、みんながみんな
「私も触りたい!」
「私も!!」
「僕も触りたい!!」
「僕も!!」って言い出して大騒ぎ。

でも、ここで、子供達の言うままには触らせられないんだ。

だって、犬にとって、あり得ない状況だよね。
犬の場合は、強い順に、一頭づつ順番に、挨拶するもんだよ。
取り囲まれて、いっせいに触られるなんて、許し難い事だよ。
襲われてるんじゃ無いんだからさ。

そこで、大親分が、

「よし、わかった!順番だ、一列に並べ!!」

わらわらと一列に並ぶ子供達。みんな素直でいい子達だ。

うん、これなら、犬の挨拶と一緒だ。
子供達が並んだ順番も強い順番だろうからね。

んで、一人づつ順番にだっちゃんを撫でて、だっちゃんも真面目くさって挨拶して、
「ふかふかだー!可愛いー!!」子供達は大満足。だっちゃんも大満足。

「ワンちゃん、またねー!ばいばーい!」って。

元気に登校して行くのを見送ったよ。

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