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159.日々是好日
2009/06/12
日々是好日 ついこの前に新年を迎えたと思ったのに、 なんと、もう、6月になってしまった! 詫び状を書きかけで置いてたら、次から次へと色々な事が起こり、 これが終わってから。。。 これが落ち着いたら。。。 などと思っているうちに、あっと言う間に月日は流れ、流れて、 もう6月になってしまったんだ! なので、頁の下の方は2月くらいの話なんだけど、 時間があったら見てね。 まあ、色んな事があるけど、 嬉しい事も、嫌な事も、悲しい事も、辛い事も、 腹立つ事も、うんざりな事も、思い通りにならない事も、 色んな事があるけど、 それでも、 ご飯が美味しかった。 散歩に行った。 友達に会った。 可愛がってくれるおじさんやおばさんに会った。 「がんばれよー」、って声かけて貰った。 「一緒にがんばろうな。」って、おじいさんに言われた。 お相伴が美味しかった。 やっぱり、今日も良い日だったな。 渋谷で見つけたハチ公バス。乗ってみたい。 車の中から携帯で撮ったのを拡大したから、わかりにくいけど。 |
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好事魔多し 長いよ。 読むのが面倒な人のために、 三行で言うと、 年を考えずに連休に無理しすぎた。 あげく倒れた。 なんとか盛り返した。 って、だけなんだけど。 詳しく書くと、 うちの人間達は、だっちゃんが老犬だってのは重々知ってるけど、 もう、相当な年だってのは知ってるけど、 それでもだちゃんが普段あんまり元気だから、15歳だって事を忘れてしまう。 老犬に対するいたわり、ってのが無い。 全然無い。 まあ、このくらいなら大丈夫だろう、ていうレベルがとんでもなく高いんだろうと思う。 そんなこんなで、ま、大丈夫だろう、ってんで、GWに遠征したんだけど、 だっちゃんも行ってる間はとても元気だったし、 色々な始めての経験に楽しく過ごしてたんだけど、 帰って来てからも元気に過ごしてたんだけど、 やっぱり、年は正直。 さすがに草臥れたのかも。 ちょっと無理しすぎだったかも。 帰ってからも元気だったんで安心してたんだけど、 ある朝突然、倒れただっちゃん。 うちの人間達は、これはもうダメかもしれないと覚悟した。 たとえ、今回は持ち直したとしても、年が年だし、がくんと体力が落ちて、 じきに歩けなくなり、寝たきりになって、 寝たきりになったらもうダメだろうから、 この先は短いだろう、と覚悟した。 目眩と吐き気で立てず、ほとんど食べられず点滴され、 寝たまま過ごした一週間だったけど、 それでも最初から比べたらずいぶん良くなったように感じた頃、 うちの人間達は悩んだ。 これは無理にでも、動かした方が良いのだろうか? それとも安静に、動かさないようにした方が良いのだろうか? 普通、リハビリは早く始めたほど効果がある、って言うし、 倒れて一ヶ月以内に始めると効果が高い、と言うし、 やっぱり、無理矢理でも動かした方がいいんじゃないか。 悩んだけど、 一日中、しっこやうんちを我慢してるだっちゃんを見てると、 具合が悪いのに我慢してるのは辛いだろう、 せめてしっこやうんちのために外に出してやりたい、 やっぱり、動物なんだから、動かなきゃダメだ、 元気な時だって、散歩に出て歩いたらお腹が動き出して、しっこやうんちをするんだ。 体を動かすから体の中のあちこちが動き出すんだ。 と、考えて、 無理矢理だっちゃんを立たせた。 立とうとしても立てずに崩れるだっちゃんを引き起こし、無理矢理立たせ、支え。。。 最初の日は、それだけで精一杯。 ともすれば、やっぱり無理なんじゃ。。。 無理させすぎてもっと悪くなるんじゃ。。。 先が無いなら、無理させずにこのままでも。。。 なんて弱気になる気持ちを押し込め、 でも、動物なんだから、動いてなんぼだ、動かなきゃだめだ。 特に大型犬は動かなきゃダメになる。と、奮い立たせ、 みんな頑張った。 最初は立つのも難しかったけど、 それなりに立てるようになると、よたよたと数歩、歩き出し、 少しでも歩けるようになると、だんだん足取りがしっかりして、 歩ける距離も伸びた。 倒れる前と同じ距離を散歩出来るようになった。(時間はすんごくかかるけど。) もう前のように走る事は出来ないかもしれないけど、 遠い商店街まで行くことは難しいかもしれないけど、 半身に軽い麻痺が残ってるけど、 それでも、軽いハイキングコースならなんとか歩けるようにはなったかな。 うちの人間達は、寝たきりの時の方が、よっぽど楽だった、 あのまま寝たきりのままにしとけば良かった、って言ってるけど。 |
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良い事もある 14歳半を過ぎてからは、急激に老けただっちゃん。 一ヶ月一ヶ月が大きな違いだった。 倒れる前は、後ろ足もずいぶん衰えて、 お尻を丸めて、後ろ足をすぼめて立つことも多くなって来た。 まあ、もうそんな年なんだから、 足も痛いんだろうから、しょうがないな、って言われてたんだけど。 それが、 倒れてから、ふらつく体で歩いているうちに、 なんとかバランスを取ろうと、後ろ足を開いてふんばるから、 前よりも立ち姿はましになったんだ。 うちの人間は単純だから、 なんでも良い面があるもんだねー、って言ってる。 |
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15年もたってから! 倒れる前のだっちゃんは、雨が降ろうと槍が降ろうと、 台風でも雷でも、散歩に行った。 行けば行ったで、いつもと同じに散歩した。 最近のだっちゃんは、ちょっと違う。 雨の日の散歩で外に出て、しっことうんちを済ますと、 くるりを向きを変えて、帰るようになったんだ。 うちの人間達は驚いてる。 「こいつは、ようやく雨の散歩が嫌になったのか? 今頃ようやく、雨の中、歩くのが嫌になったのか? ようやく、雨の日はさっさと済まして帰ろう、って気になったのか? 15年も散歩したあげくに、ようやく?!今頃?!!!」 って、おおげさだよね。 |
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人間じゃないもん だっちゃんののたのた歩きにつき合ってると、 うちの人間達は気が短いから、とってもイライラして来る。 しかも、帰り道になると、家に帰りたくないだっちゃんは、 「帰りたくない。」って動かなくなる。 力一杯持ち上げ気味に引っぱって歩かせるはめになる。 腰が痛くなるし、腕もパンパンになる。 毎度毎度、そんな事をしてるんで、 動かないならいっそ、ぶんっ!!って放り投げてやろうか、なんて言い出した。 ハンマー投げの要領で、ぶんぶんぶんぶん、ぶんっ!! って何度か放り投げたら、家に帰り着くに違いないって。 「ゴンズ様新記録(注:北斗の拳)だ!」って、やたらうけてる。 |
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お互い頑張ろうね 昔、だっちゃんが目の敵のように嫌ってたラブラドルのメス。 何がどう、ってんじゃないけど、虫が好かない、ってやつだね。 それが最近、なんとした事か、仲良くなったんだ。 そいつはだっちゃんより1年年下。 まあ、同じ年頃だね。 散歩の途中で行き会うと、挨拶するんだ。 お互いに会うのを楽しみにしてる。 出会えない時は、そいつんちの近くの空き地にメッセージを残す。 うちの人間達は、こりゃまた、なんとした事だ、あんなに嫌ってたのに、と驚きながらも、 「昔なじみが減って、昔から知ってる犬が貴重になったんだ。 きっと、会うたびに、昔話をしてるに違いない。 昔は良かったねー、とか、あんたあれを覚えてる?、とか、 最近の若いもんは、とか、言い合ってるんだ。 んで、足が痛いのに無理に歩かされる、とか愚痴を言い合ったり、 お互いがんばろうね、とか励まし合ってるんだ。」って言ってる。 ま、そんなとこだよ。 |
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楽しかったんだけど GW、人間の用事につき合って、遠征した。 だっちゃんは用は無いんだけど、一日くらいは山を歩けるかな、って出かけたんだけど。 出かける前日、道路情報を見ると、すごい渋滞が予想されてた。 恐れをなしただっちゃんちは、その日のうちにすばやく出かけ、 行き帰りとも、奇跡のようにぜんぜん渋滞に会わなかった。 それでもやっぱり、GWに出かけるのはけっこう気持ちが疲れるね。 行った先では、大親分のお友達の家に泊めてもらい、 宴会にもしっかり参加させて貰い、美味しい物をいっぱい貰って、 だっちゃんは大満足。 結局、山には行けずじまいだったけど、 まあ、それなりに楽しかったかな。 だっちゃんには、みんな一緒にいられるのが一番だからね。 ↓ 泊めて貰ったお宅でくつろくだっちゃん。 もう一枚。 畳の部屋は出禁。なんてったってだっちゃんには前科があるもんね。 バタバタしてたんで、写真を写すのをすっかり忘れて、ぜんぜん写真が無い! |
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こちらは、大親分が出先で見つけた、忠犬タマ公の立派な碑。 |
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ご飯は大事だ GWに出かけるにあたって、その間のだっちゃんのご飯をどうするか、は大問題だった。 ドッグフードを食べていたら問題ないけど、あいにくだっちゃんは手作りご飯。 その間、何日もどうしたらいいのか。 取りあえず、保冷箱に、一食分づつ凍らせたご飯を入れて、予備に冷凍のお肉を入れて、 保冷剤もどっさり。 これならなんとかなる。。。だろうか? だけど、なかなか予定通りにはいかないもんで。 1日目の晩ご飯は、高坂SAの牛串と鳥の唐揚げ。 2日目と3日目は、朝ご飯も晩ご飯も、なんとか持って行ったのを食べられたけど、 保冷箱に氷を補充するのを失敗して、残りは全滅。 暑い時期だから、これはもう諦めた方が良い、って。 それ以降は、全て、人間のご飯から色々分けて貰って済ませた。 そうなると、野菜がなかなか食べられないけど、 人参とおろし金を持って行ってたので、毎食、少しずつ人参のすりおろしを食べたんだ。 お腹は快調だったよ。 いつもなら、人間の食事ばっかり食べてたら体に悪いんじゃないか、って不安に思われるけど、 今回は大丈夫、良いサイトを教わったものね。 落ち着いて過ごせたよ。 SAの牛串から始まって、鶏の唐揚げ、お刺身、お寿司、ハンバーグ、 おにぎり、サンドイッチ、ローストビーフ、トンカツ、 ありとあらゆる物を食べて、 お前は酒池肉林だなー、あ、酒は飲まないのか、なんて言われてた。 そんで、お腹は快調、痒くもならなかったよ。 |
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友達は大事だ! ガウガウ犬のだっちゃんだけど、 これでいがいと社交的なんだ。 今でも友達がけっこういっぱいいるし、 新しい友達も出来るんだ。 最近仲良しなのは、若い甲斐犬のTくん。 まだまだ若いから、とっても元気。 日本犬同士、つき合いやすいよ。 だっちゃんがやる気ないのたのたでれでれ状態の時でも、 Tくんと会うと、元気になる。 「若いTくんから元気を分けて貰うのかな。」なんてうちの人間は言うけど、 Tくんと会うと、しっぽが上がり、体がしゃんとする。 別れた後も、足取り軽く歩くんだ。 |
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最年少の友達だ! 最近出来た友達、トイプードルの子犬。 散歩で通りかかった庭で、よちよち歩きで元気いっぱい遊んでいたんだ。 懐こくて可愛くて、いつも足を停めて遊んじゃってたんだけど。 プードルちゃんが散歩できるようになってからは、時々道で出会うようになった。 進行方向が一緒だと、しばし一緒の散歩を楽しむんだ。 んで、向こうは元気いっぱいの子犬。 こっちはのたのた歩きのおばあさん。 プードルちゃんは先に行っては振り返り、だっちゃんを待っててくれる。 それを見たら、だっちゃんも頑張らなきゃ、って。 うちの人間達は、普段でかい犬を身近にしてると、 トイプードルの子犬があまりに小さくて、 撫でてても潰しちゃいそうで、どうさわっていいかわからなくなる感じ、って言いながら、 プードルちゃんと遊ぶ。 そりゃー、あんだけいつもだっちゃんをがさつに扱ってたらね。 |
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どっちが良いのか? 日によってはもう夏のように暑い! 朝の散歩がちょっと遅くなると、日差しが強くて暑いよ。 去年なら、暑いととたんにやる気無くなったりしてたんだけど、 今年はちょっと違う。 暖かいと足の調子が良い。 なので、今日は暑いから歩かないだろう、って思われた日でも元気に歩いたりする。 暑くてへばって、ハアハア、言いながらも、 元気に歩いていたりする。 今までは、暑いの大嫌い、寒きゃ寒いほど好き。だったけど、 足には暖かい方が良い。 難しい問題だね。 |
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そういう運命なのかな チッピーママさんに教わった動物病院のサイト、 そこを読んで、だっちゃん一家はとっても感動した。 15年前、だっちゃんが来た時に、うちの人間達が考えてた事、 「自分のご飯を半分わけて育てよう。」と、ダイエットが必要な大食いの親分。 「犬を飼う楽しみは、色々食べさせてやる事だ。」と、食べさせるのが好きな大親分。 だけど、最初の病院での指導や犬の飼育本で、 「犬には栄養バランスの優れたドッグフードが一番。 人間の食事は与えてはいけない。」と否定されて。 とてもがっかりしたらしい。 あげく、カイカイが酷くて、食事制限だの、これがいいだの、あれがいいだの、 色々あったわけだけど、 普通に人間の食べ物だけは、長く貰えなかった。 だけど、だんだん年を取るたびに、 「もう年も年だし、これくらいいいんじゃないか、これくらい食べても。」 って感じに、貰える物がどんどん増えた。 だけど、痒いのにはほとんど影響無かった。 去年、酷く痒くなってハゲハゲになったのは、歯の治療で抗生剤を飲み続けたのが原因だと思うし、 酷かった時と良くなってからも食生活は変えていない。 かえって、良くなってからの方が、人間のご飯をいっぱい食べている。 病院でどう言われようと、飼育本になんて書いてあろうと、 最初から、自分の考え通りにすれば良かった。 そしたら、こんなにカイカイに苦しませなかったかも、と言ってる。 でもまあ、過ぎた事は変えられないし、 それでどうだったかもわからない。 カイカイには苦しまなかったかもしれないけど、他の病気になったかもしれないしね。 まあ、そういう運命だったと思うしかないのかもね。 |
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色々事情があるんだよね だっちゃんに会うと、いつもいつもいつも、 リードをいっぱいに引っ張って吠えるマルチーズが居る。 でも、だっちゃんは怒らない。 だって、飼い主のおばちゃんは、いつもマルチーズを叱るし、 だっちゃんにも謝ってくれるもんね。 それに、そいつが来る前は、可愛がってくれてたから。 おばちゃんは大好きなんだ。 おばちゃんに免じて許してやるよ。 ある日の散歩でまたまた出会った。 いつもと同じに吠えるマルチーズ。 だけど、今日は、いつもと違った。 リードの留め金が外れて、マルチーズは勢いよくだっちゃんのそばへ。 あわやマルチーズの運命や如何に?! って、なるとこだけど、 実際は、 だっちゃんのすぐそばまで来て、飛びかかろうとしたマルチーズは はたと気が付いた。 えっ?えっ?ひとり?? なんで??なんで??えっ?えっ? 急に心細くなったのか? すすすすすーー、と後ろずさりにだっちゃんから離れ、 電柱の陰に行ってしまった。 だっちゃんはと言うと、 なんだー?来るのか? 来るなら来てもいいよー、臭いかいじゃろ、って程度でのんびり見てたんだけど。 |
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お約束な結果だけど 夕方の散歩、あんまり乗り気がしなかったので、 ふんがふんが臭いをかいでいた。 ふと、顔を上げたら、ずっと先の道を横切る敵が見えた!! だっちゃんの敵のレトリバー2頭!! 途端にスイッチオン!! 追跡ー!! 走り出すだっちゃん。 「こういう時だけは元気だなー」 呆れてつき合って走るうちの人間。 だけど、いつのまにかごまかされて、違う道を走ってるのはお約束。 今日もやつらと決着はつかなかったけど、 それも散歩の大事なイベント。 お互い楽しみにしてるんだもんね。 人間は迷惑だろうけど。 その後は意気揚々と歩いたよ。 |
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まだ時々は出る 年取ってから愛想が良いだっちゃん。 会う犬、会う犬、色んな犬と挨拶する。 若い友達もけっこう出来てるんだ。 中でも、ミニチュアピンシャーの若い雄は、いつも会うと、喜色満面待っててくれる。 だっちゃんはさすがにもう遊ぶとかはしないけど、 挨拶だけなら、いつも嬉しいよね。 たまに気分が盛り上がっている時は、思わず前足で駄パンチが出ちゃう時があるんだけど、 「さすがに、それはまずいー! こんな小さいワンコ、たたきつぶしたら困るー!」って、 リードを引かれてしまうんだ。 だっちゃんは勿論、そんな気は無いんだけど、 「年を取って力の加減が出来なくなってるかもしれないし。」、って。 失礼だな! |
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なんでも食べる! もう先が無いから、思い残す事が無いようになんでも食べろ、って事になってる。 今日はパエージャだ。 いい匂いに、わくわく。 |
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鍋がいまいち。 パエージャ鍋は無いし、ちょうど良いフライパンじゃオーブンに入れられないし。。。 |
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見た目はなんだけど、鯛の出汁で美味しい! |
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ピーマンも食べろ! |
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悲劇はまた繰り返される! 去年の春に外耳炎になってから、良くなったと思ったらまたぶり返し、 って感じに、なかなか治らない。 毎週のように病院へ行って、耳掃除をして貰ってるのに。 酷くなると、耳の中の毛を刈られて、イソジンを薄めた液を耳の中に、 ぶっしゅーっ!! と入れられる。 だっちゃんは大嫌い!! でも、そうすると、効果覿面。 良くなるんだ。 でもまたしばらくすると、ぶり返す。 雨の日の散歩で濡れた次の日はたいてい、酷くなってしまう。、 どうやら、耳の中の毛が伸びると通気性が悪くなってダメみたいだ。 ここしばらくいい調子だったのに、 台風のような嵐の日の散歩で、いっぺんにダメになった。 「酷い雨風だから、早く帰ろう、さっさと済ませてさっさと帰ろう。」って言われたんだけど、 いったん家から出たら最後、なかなか帰りたくないだっちゃん。 あっちも行く、こっちも行く、絶対に行く、と言い張って、 いつもと同じにけっこう長い時間散歩してしまったんだ。 で、いっぺんでぶり返してしまった。 「だから言ったのに。早く済まして早く帰ろうって言ったのに。 今度から雨の日は絶対に最短コース!!絶対だからね!!」って宣言されて、 またまた病院で耳の中の毛を刈られ、 ぶっしゅーっ!! |
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現金なやつだって 最近のだっちゃんは、のったのったのったのった、という音がBGMで聞こえそうなほど、 のたのた歩いてるわけだけど、 そんなだっちゃんでも、しゃかしゃか歩く時もある。 大好きなおばさんを発見したら走り出すし、 いつもおやつを貰うDくんちが近づくと、小走りにしゃかしゃか歩くし、 気持ちよい天気の日や、大好きな散歩コースだとしゃかしゃか歩く。 敵を発見した時は、アドレナリンが満ちあふれて、すごい勢いで引っ張って走る。 なかでも、みんな一緒の夕散歩の時は、とっても張り切る。 なぜって、そんな時は買い物なんだ! だから、そんな時は家を出た時から、全開で行く。 しゃかしゃかしゃかしゃか、若い時のように歩き、時には人間の前を歩いたりする。 曲がり角では、いつものように曲がられたらたまらないんで、 こっちだよ、って先頭で急いで行って急いで曲がる。 「いつもはのたのた歩いてるのに。引っ張られて後ろを歩いたりしてるのに。 同じ犬とは思えん!」って、人間達は呆れてる。 若い頃を彷彿させる勢いで歩いて行って、見事お店にたどり着いたら、 可愛がってくれるお店のおじさんやおばさんに、 「良く来たねー!」って歓迎して貰って、美味しい物が貰えるんだ。 買い物が終わったら、 「またおいでね、頑張ってまたおいでね。」って言って貰える。 帰り道は、ちゃんと帰り道用の美味しい物を買っているから、 しゃかしゃか歩いては、飛び跳ねてねだって、道々食べながら帰るんだ。 そんなこんなの散歩道なら、1時間でも2時間でも歩けちゃうんだ。 |
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カラスは面白い! だっちゃんは、カー子、カー介と仲良くしてるんだけど、 カー子達と仲良くなってから、他のカラスにも目がいくようになった。 色々見てると、カラスってほんとに面白いね。 ある日、いつものように公園の柵の上に並んだカー子とカー介におやつを投げてやったら、 カー介は自分がキャッチしたおやつを、口移しでカー子にやってるんだ! 繁殖期になったんだね。 自分は一個も食べないで、全部カー子にプレゼントしてる。 仲むつまじいその様子は、なんとも可愛いもんだけど、 どの種も、雄は大変なんだなー そんなカー子達を見てからだいぶたったある日の朝。 だっちゃんがのったのったのったのった、と坂を登っていたら、 横の家の庭にカラスが飛んで来た。 見てるとカラスは、物干し竿に停まり、干された洗濯物を物色するように、あちらこちらと動き、 これだ!と決めた洗濯物の上で(それは白いふかふかのバスタオル)、 右の洗濯ばさみをくわえて外して放り投げ、 左の洗濯ばさみをくわえて外して放り投げ、 バスタオルをくわえて飛んで行ってしまった。 その間、わずかの間。 見事な犯行の手際の一部始終を見てしまったのだった。 |
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この頃は、脇の下がハゲのままで、皮膚が黒く固くなっていた。 触ると、いつもべったりした感じ。 犬は汗腺が無いけど、毛が抜けた状態が長く続くと、汗腺が出来てしまう事もあるんだって。 そんなの知らなかった。(4月17日) |
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お花見は唐揚げで 今年の桜はとっても綺麗だった。 あっちの公園、こっちの公園、どこもみんな綺麗だった。 枝が拡がりすぎてここ数年、あんまり綺麗じゃなかった公園の桜も、 今年はとっても綺麗。 せっかくだからお花見に行った。 と、言っても、そこはだっちゃんちだから、普通のお花見とはだいぶ違う。 公園のちょっと先のスーパーが開店する時間に合わせて家を出た一行。 まずはせっせとスーパーを目指す。 だっちゃん用に唐揚げを買って、公園へ。 公園の中はお花見中の人がいっぱい。 だっちゃん達は、桜を見ながら、歩き回り、 時々立ち止まっては、唐揚げを貰う。 また歩き回っては、唐揚げを貰い、また歩いて、貰い、 「来年は見られないんだから、しっかり見とけ。」って言われながら、 歩いては、唐揚げを貰い、 帰って来た。 なんだ、いつもの散歩とあんまり変わらない。 |
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冬の間は、いつも布団の上で寝てた。 でも、ちょっと暑くなりだしたら、すかざず乗らなくなった。 「せっかくあるのにー、布団で寝なよー」っていつも言われて、 所有権を主張するためだけに、時々乗っては、すぐ居なくなる。 |
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だっちゃんまた善行を積む 日が長くなりだして、夕散歩の時間も明るくなって来たある日、 自分の思う道へ行けなかっただっちゃん、ふて腐れて、 のったのったのったのった、 立ち止まって、ふんがふんがふんがふんが、 ようやく歩き出したら、また立ち止まって、ふんがふんがふんがふんが、 親分は絶望的な気分で空を仰ぐ。 そんな時は、あまりに退屈なので、周りの庭の木や花をながめたりしてるんだけど。 ふと見ると、向かいの家の駐車場に停まった車、ライトがついている。 夕暮れは早め点灯って事でつけたはいいけど、明るいから消し忘れてしまったんだね。 けっこう人通りはあるんだけど、みんな気が付かずに行ってしまう。 「やっぱりこれは教えてあげなきゃ。」と、親分が言って、少し戻る事に。 今度こそ自分の行きたい方へ行こうと思ってたので、 ええーっ?!そっちは行かない!とだっちゃんは抵抗したんだけど引っ張られて、 ピンポン 「車のライト付いてますよ。」 とっても感謝されたよ。 えっ? だっちゃんのおかげじゃないじゃないかって? だって、だっちゃんがぐずぐずしてたから、親分は周りを眺める暇があって、 ライトに気が付いたんだもん。 だっちゃんのおかげだよ。 窓の鍵の具合が悪くて、ベランダに閉め出されてしまったおばさんを救出したし、 お財布を拾ってあげたし、 前にもライトつきっぱなしの車を教えてあげたし、 雨が降って来た時は洗濯物を干してる家に教えてあげたし、 あちこちで道を教えてあげたし、 散歩しながらあちこちで善行を積んだんだもん、きっとだっちゃんは天国へ行けるよ。 でも、問題は、うちの人間達が天国に行けるかどうか、だよね。 |
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日だまりハイクに行こう、って言ったのに、なんで、雪山歩きになるのかな? 天気予報をちゃんとチェックしてないからだ。 だっちゃんはふかふかの落ち葉の上を歩きたかったな。(3/28) |
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衰えたって 去年あたりから、足腰がぐっと弱っただっちゃん。 自分ではちゃんとしてるつもりなのに、時々足がついて行かない時がある。 急ぎ足で快調に歩いている時に、躓きそうになったりするんだ。 なにも無い所でも。 フローリングの床の上で立ったまま、ブルブルブルーッ!ってしたら、 足が滑って流れて、転びそうになってしまう。 時にはそのまま伏せてしまう時もある。 やっぱり足腰が弱って来たんだね。 それでも、気分が盛り上がった時には、けっこう高い所から飛び降りたりするんで、 人間達をヒヤヒヤさせてる。 「年を考えろ! 犬だからわかんないんだろうけど、お前はもうしっかり年なんだ! そんな事ばっかりしてると、年寄りの冷や水になるぞ!」って言われる。 この前も、夕散歩の前に2階に居たんだけど、 だっちゃんが熱心にアピールしたんで、 「しかたない、今日は休みだしみんな一緒に買い物に行こう。」、って事になったんだ。 みんな一緒の散歩だー!!って、張り切って階段を駆け下りて、 最後の3段を飛び降りたら、 すてーん!!って転んだ。 後ろを降りていた親分は一瞬、ギョッっとしたらしいけど、 だっちゃんが無事に立ち上がったのを見て、大笑い。 で、「もう年なんだから、いいかげん気を付けてよね。」だって。 失礼だな、もう。 外の階段と違って、家の中は要注意だったよ。 フローリングの床は滑るんだ。 それからすぐ、階段の下の廊下部分には、 しっかりマットが敷かれた。 で、だっちゃんはちっとも懲りてはいない。 気分が盛り上がると、、やっぱりチャレンジする。 |
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2月なのに! 2月のある日、とても暑かった。 2月にあるまじき暑さだった。 朝の散歩の後、 だっちゃんは一旦は乗った自分の布団から降りて、床の上で寝た。 人間は半袖のTシャツ一枚になった。 10時、 夏の残りの麦茶が急遽湧かされた。 お昼、 人間は冷やし中華を食べた。 3時、 人間はアイスクリームを買いに走った。 4時、 たまらず、クーラーのスイッチが入った。 だっちゃんはようやく気持ちよく寝た。 2月にクーラーなんて、史上最速だよ。 |
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ある晩の出来事 それは冬の冷たい雨が降る晩の事。 雨だから早く帰りたい人間にせかされながら、だっちゃんは家に帰りたくなくて、 のったのったのったのった、 立ち止まって、ふんがふんがふんが、 のったのったのったのった、と歩いてたんだ。 そうこうしてたら、いつもだっちゃんに吠えるビーグルの家の前にさしかかった。 今日のビーグルはご飯を待っていたのか、窓から熱心に家の中を見ていて、 すぐにはだっちゃんに気づかなかった。 今日は吠えられずに通り過ぎるかな。 と思ったのもつかの間。 だっちゃんに気づいたビーグルは、ダッシュでフェンスめがけて走って来た。 あっ!! 犬小屋に綱がひっかかった!! ビーグルがフェンスのそばにたどり着いて、今まさに吠えようとしたその時、 ああーーっ!! 小屋がひっくり返ったー!! 綱にひっかかって、ぐらりと傾いていた犬小屋は、 ついに、ごろん、とひっくり返って転がってしまった。 ビーグルは吠えるのも忘れて、あぜんとしてた。 だっちゃんも親分も、思わず足を止めて見とれてしまってたんだけど、 我に返った親分に引っ張られてその場を離れた。 ビーグルも我に返り、いつもより不自由な綱のせいで動きにくそうにしながらも、 やけくそのように吠えて、 その動きと一緒に小屋も、ぐらんぐらん、と揺れていた。 あいつ、後できっと怒られただろうなあ。 寒い雨の晩に、犬小屋を直すなんて気が重いに決まってるもんね。 直して貰えたかな。ちゃんと小屋で寝れたかな? |
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