| 急に山に行こう、って事になった。 準備の時間はあんまりない。 それに、このところ疲れ気味の大親分は、あんまり遠くには行きたくない。 なので、前に中止になった杓子山に行くことに。 富士五湖道路の籠坂トンネル手前では霰が降り出して、みるみるうちに、あたりが真っ白になった。 早々とスタットレスタイヤに替えたから安心だけど、まさかこの時期にもう白くなるなんて思わなかった。 寒くなってきたし、あんまり早く出発すると寒いかな、って事で、いつもよりだいぶ出発を遅らせので、 鳥居地峠の駐車スペースに停められるか心配だったけど、先着の車は二台。 ここはあまり台数を停められないので、ほっとした。 ７時５０分、鳥居地峠の駐車スペースを出発。 お天気は薄曇り。 風は無いけど、すっごく寒い。 |
 最初はじゃりのような林道。 寒いので、だっちゃんはすっごく元気！ |
 元気に走ってしまう。 |
 ８時１分、ここから登山道に。 |
 歩きやすい道だよ。 |
 ずっとこんなならいいね。 |
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 あれが高座山かな？ |
 カヤの草原になった。 晴れていたら、後に大きな富士山が見えるのに。 |
 ここを登るのか。 けっこう急 |
 白く見えるのは霜柱。 帰りには、みんな溶けてぐしゃぐしゃなんだろうな。 |
 晴れてたら、富士山を眺め、眺め進めるのに。 なんとも残念。 |
 張り切ってどんどん登って行ってしまうだっちゃん。 大親分は、「これを降りる事を考えたら、もう帰りたい」、って言う。 けっこう急で足元は滑るし、つかまるところがないので、高所恐怖症の人にはかなりきついらしい。 |
 ロープがあったんで、少し安心。 元気いっぱいのだっちゃんを、「戻る」って言ってがっかりさせたくない一心で、頑張ってくれたんだ。 |
 ８時５２分、高座山の山頂に到着。 怖々ゆっくりゆっくり来たんで、けっこう時間がかかったね。 さっきより、少し富士山が見えてきた。 晴れてたら、綺麗なんだろうな。 |
 アルプスは綺麗。 ここでこんなに見えるなんて思わなかった。 |
 さっきより、また少し見えてきた。 ここでゆっくりしてたら、雲が無くなるのかな？ まだ時間が早いから、って、ここではおやつを少しだけ。 |
さて、ここが思案のしどころ。 大親分は、本当はもう帰りたいんだけど、あの坂を下るのは嫌だ。 だったら、大権首峠まで頑張って、林道を歩いて鳥居地峠に戻った方が楽かも。。。？ 今日のだっちゃんはやたら元気だし、もっと歩かせてやりたいし。って事になった。 |
 ９時３分、杓子山目指して出発。 |
 最初は気持ちいい道だった |
 岩がごつごつしてるとこが出だして、 |
 大親分が心配だ |
 登ったり下ったり、だっちゃんは張り切ってどんどん進む |
張り切ってどんどん上り下りしてただっちゃんだったけど、鉄塔のところに降りる急な下りの岩場で立ち往生。 だっちゃんの体の巾にすっぽりで、身動き出来ない、って思いこんでしまったんだ。 「横の岩に移れ」、って言われたんだけど、どうも体がすっぽり入った感覚が嫌で、思わず後へ下がってしまう。 「横に移れば簡単なのに、何やってるんだ？」 「今日はここで戻るわけにいかないんだから、先に進まないと帰れないんだよ。」って、あっさり抱えて降ろされてしまった。 うう、無念。。。 |
 だっちゃんが降りられなくなってしまった下り。 |
 鉄塔のところに、「熊出没注意」。 だっちゃんは熊狩りの犬だもん、熊避けのお守りくらいにはなるかな。 そう言えば、時々猟銃の音も聞こえた。 |
 けっこうハードだったね。 |
 こういうところで前から来た人とすれ違うはめになると、ちょっと困るね。 |
 岩場が続く |
 さっきの立ち往生の汚名をはらすべく頑張るだっちゃん。 |
 早くおいでよー！ |
 ところどころにあるこういうところは、とっても気持ちいいね。 気持ちいいとこは、走るよ |
 ついに富士山が見えた！！ 綺麗ー！！ |
 元気にどんどん行っちゃうよ |
 んもー、遅いんだから！！ 早く、早く！ |
 どんどん行くからね |
 ９時４８分、大権首峠だ。 |
 ハングライダーの基地があった。 小型ケーブルカーという感じのが下からゴトゴト登って来てる。 ハングライダーが飛び立つところから見た富士山。 さっきより雲が少なくなった。 |
 アルプス |
 富士山を見ながらおにぎりを分け合う |
 エネルギーも補給したし、さあ、張り切って杓子山を目指そう！ |
 けっこう急で、もう頂上かな、と思ったら、また登りがあって、 |
 なかなか頂上につかない |
 人間は、もうやだー！って言い出した。 だっちゃんは変わらず元気に登る。 |
 途中で見えた富士山。 さっきより雲がかかってる |
 １０時４２分、杓子山山頂。 富士山は雲に隠れてしまった。残念。 ほんの少しの間だったね。 また見えるようにならないかな、って思いながら、ご飯。 |
 山頂の記念。 だっちゃんの顔はどろんこ |
休んでいたら、マウンテンバイクをかついた人達が次々登って来た。 「楽々だと思ったら、きつかったー！」って言ってた。 かついで登るのはかなり大変だっただろうね。 |
 １１時２０分。待ってても雲ははれそうに無いし、人も多いんで、下る事に。 |
 霜が溶けて、下はずるずるになった。 慎重に、慎重に降りた。 |
 ずるずるじゃない所は、一気に走って降りる。 |
大権首峠について、 ハングライダーが飛び立つ所が見たくてしばらく待ったけど、なかなか飛ばない。 いい風がくるのを待ってるのかな？ しばらく待ったけど、なかなかだし、登って来る人も次々来るし、大勢の団体がふたつも来ちゃうし、 諦めて出発。 でも、早くに降りてて良かった。 あんなにたくさんの人と下りですれ違うのは大変だったよね。 |
 不動の湯の方へ下ろうとしたら、 「わあっ！！」って声が聞こえたんで、慌てて見に走った。 飛び立つ所は見逃してしまったのは残念だったけど |
 こっちも、けっこう気持ちいい道だね。 途中、工事中で回り道になってたんだけど、回り道が特に良かったよ。 |
 １２時１７分、ゲート。 こっちの駐車場はそれなりに広い。 じゃり道なんだけど、下りだし、辺りは気持ちいいし、文句言わない。 |
 なかなか雰囲気もいいよ。 不動の湯からは舗装した道になった。 １２時４７分、杓子山釣りクラブの所で道は分かれて、ダッちゃん達は左に鳥居地峠への登り。 |
 犬の吠える声が聞こえてるな、と思っていたら、 なんと！！道のすぐそこに秋田犬が覗いてる！！ だっちゃんは出来れば挨拶したいな、って思って足を止めてしっぽを振ったんだけど。。。 同じ犬種はちゃんとわかるから、秋田犬に会ったら出来れば挨拶したいよ。（他の犬種にはしない。同じ犬種だけ。） |
 でも、相手は自分の縄張りだもん、そうは簡単には思えないよね。 変わらず吠えるんで、だっちゃんの背中の毛も半立ちに。 |
 伸び上がって吠えてる。 |
 ありゃりゃ。。。自滅してしまった。 だっちゃんは何もしてないよ！！ 立って見てただけだもん。 これじゃあ、だっちゃんがやっつけたみたいに見えちゃうよ。 |
１３時２３分、鳥居地峠まであとほんの少しの所で、大親分が「もうこのまま歩きたくない、ザックを置いて、車を取りに行くから、ここで待ってろ。」と言い出した。 だっちゃんは最後まで自分の足で歩きたいんだけど。。。 ５分ほどで大親分は車で戻って来た。 あとカーブを二つほど越えたら鳥居地峠だったんだ！ これだったら、最後まで歩かせてくれたら良かったのに！！ だっちゃんはとっても残念。 鳥居地峠の手前の路肩の広い所では、大型観光バスが停まってた。 団体さんを待ってるんだと思うけど、エンジンをかけっぱなしで待ってるのは、まずいよね。 寒いのはわかるんだけど。 歩いたコース：鳥居地峠（７時５０分）ー＞（８時５２分）高座山（９時３分）ー＞（９時４８分）大権首峠（１０時３分）ー＞（１０時４２分）杓子山（１１時２０分）ー＞（１１時４２分）大権峠ー＞（１２時１７分）ゲートー＞（１２時４７分）杓子山釣りクラブー＞（１３時２３分）鳥居地峠のすぐ手前 所要時間：５時間３３分。 今日は、寒さが気持ちよくて、楽しかった！！ |