だっちゃん近影
杓子山から鹿留山、元気だ! 2007/10/14
歯周病と診断されただっちゃん、これ以上悪くならないように、って事で、 毎日、毎日、しっかり歯磨きされる日々。 お互いにストレスが溜まってしまうんで、気晴らしが必要だ! それに、歯石取りは全身麻酔なので、今のうちに山に行かなかったら、 万が一、麻酔から覚めなかったら。。。。もう行けなくなってしまうかもしれないんだ。 幸い、術前検査の結果心臓は、雑音は大きいけどほぼ問題ないレベルだという事だし、 山を歩いて体力を付け、 まだまだ楽しい事がいっぱいあるんだ、美味しい物がいっぱいあるんだ、 もっともっと、色んな所を歩きたい、色んな物を食べたい、と欲を出させ、 手術を成功させたい、と、うちの人間達は考えたんだ。 それに、連日のしっかり歯磨きで口の中の出血も収まり状態が良くなって、 だっちゃんは明るい顔になって来てるし、 歯磨き頑張ってるご褒美に山に連れて行ってやろう、って。 歯磨きのご褒美じゃ美味しい物は貰えないもんね。 だっちゃんにとってはまだまだ暑い時期、またもや、近くて、涼しそうで、楽な山、 と考えて、不動の湯の登山口から杓子山へ登るんなら、そんなに時間はかからないし、 まあ、大丈夫かな、もし元気ならその先の鹿留山まで行ってみよう、と、言う事になった。 天気予報では、曇りで午後からは雨が降るかもしれない、って。 さっと行ってさっと帰って、雨が降る前に車にたどり着けば。。。なんとか大丈夫かな。 御殿場インターを降りて、杓子山の登山口目指して走っていたら、 道ばたの温度計は、8度だった。 この時期にしてはかなり涼しいけど、山はもっと低いかな。 今日はお天気はあんまり良くないけど、涼しくて助かるよ。 不動の湯を過ぎて杓子山登山口の駐車場に向かって車を走らせていたら、 けっこうすごい道。 うちの車はわりと車高が低いしサスが柔らかめ。 これは腹をすってしまうかも?って感じだったので、 不動の湯の近くの車を停められる所を見つけ、そこから歩く事になった。 |
6時25分、出発。 ええー?!砂利道?! だっちゃん、砂利道は嫌いなのに。。。 不満だけど、涼しくて気持ちいいから我慢しよ。 |
砂利道嫌いなだっちゃんが歩くのが遅いんで、 人間はのんびり花の写真を写しながら歩いてる。 |
けっこう色々な花が咲いてたよ。 |
なんかの花の後の実、って感じ。 大きかった。 なんだろう? |
りんどうだ。 |
色々なキクがあちこちで咲いてた。 |
山の中は雨が降ってるかな。 |
綺麗な実 |
これはあちこちで見るね。 たぶん、サラシナショウマ |
初めて見た花なのに、ピンボケのが一枚しかない。 そうなるとどうしても名前が知りたくなって調べた。 たぶん、セキヤノアキチョウジ。たぶん。 自信は全く無いけど。 |
7時5分、ようやく登山口の駐車スペースとゲートの所まで来た。 これなら、車でここまで来れたな、砂利道歩かせて悪かった、って言ってた。 情報収集してるだっちゃん。 |
すごい看板があった。 カチカチ山なのかな? 可哀想だ。 |
ナギナタコウジュかな? |
まだまだ砂利道が続く。 去年は下りだけ歩いたから、そんなに気にならなかったんだけど、 登りがずっと砂利道は辛いよ。 でも、楽しそうにしなきゃ、ね。 これでも気を遣ってるんだよ。 |
思い出してみると去年は、大権首峠からゲートまでの間、工事中だったんだ。 一部、回り道を通ったんだったけど、回り道は気持ちいい山道だったんで、 あんまり砂利道の記憶が残らなかったんだ。 こんなに砂利道が続いてたっけ?って思ってしまったよ。 |
フシグロセンノウ。 そこだけパッと明るく目立って、山でこういうタイプの花を見たのは初めてなので吃驚した。 |
ススキがいっぱい。 大権首峠まで行ったら美味しい物が食べられる。。。 それだけを励みに、嫌いな砂利道を頑張って歩くだっちゃん。 |
7時46分、大権首峠に着いた。 ゆっくりだったから、1時間20分くらいかかったよ。 |
ハングライダーが飛び立つとこから見た富士山。 今日は何も見えないだろうと思ってたんで、 富士山が見えるととっても嬉しい。 |
雲の切れ目からそれなりに見える。 |
お約束の美味しい物! チーズクリームケーキを半分貰った。 だっちゃんの冬毛は今頃ようやく抜けきった。 顔が最後に抜けたんで顔だけつんつるてん、って感じでなんだか変。 |
エネルギーを補給したし、ここからは気持ちいい道だし、 張り切って行こう! 年取って、目尻が益々下がってきたよ。 |
この時期はトリカブトが綺麗だね。 上になるほど色が綺麗だったような。 |
木の幹に色々生えてる。 上の方のはよく見るけど、真ん中の草みたいのは初めてみたような。 |
ピンボケだけど、雰囲気がよく出てて可笑しい、って言われるんだ。 |
登ってる途中で見えた富士山。 上まで行ったらもう見えなくなるかな? |
杓子山への登りは土の気持ちいい道なんで、張り切って登る。 どんどん先に登っては、振り向いて、みんなちゃんと着いて来てるかな、って確認すると、 またどんどん登る。 |
砂利道がけっこう長かったから、気持ちいい道が嬉しい。 |
よいしょっ、と |
遅いよー! 早くおいでよ 冬毛の無い時期は、見た目が寂しいね。 今が一番毛が無い時期のだっちゃん。 |
夏の間中、ぐーたらして体がなまってしまった親分、一人遅れぎみ。 もうーっ!遅いんだから!! 待ちきれないよっ!! |
だっちゃんと大親分がどんどん行ってしまうんで、いじけて花の写真を写して時間稼ぎしてる。 ヤマラッキョウかな? |
富士山はだいぶ雲に隠れて来た 山頂では見えるかな? |
遅いよー!! 早く、早く!! やたら元気なだっちゃん 「普段の散歩でのたくた歩いてる犬と、同じ犬とは思えない!」みんな呆れ顔。 |
リンドウの蕾は何度か見たけど、咲いてるのは見た事がない。 もっと遅い時間に開くんだろうか? |
8時35分、杓子山の山頂だ! お楽しみのご飯だ!! |
富士山はまだ見えた。 今日は最初っから諦めてたから、見えるととっても嬉しいね。 今日はだーれも居ないし、だっちゃんちだけの貸し切りだ。 |
今日は風がぜんぜん無いけど、山頂はさすがに少し風がある。 座ってご飯を食べていたら、すぐに寒くなったんで、 長居は出来ないし、だっちゃんはやたらと元気なので、鹿留山まで行くことに。 |
8時54分、鹿留山目指して出発。 だっちゃんが大好きな尾根歩きなんで、ますます張り切って、どんどん行ってしまうるだっちゃん。 |
くちゃくちゃ、っとした花。 調べたけど、どうもわからない |
一人遅れがちな親分、かなり後ろから、 「待ってよー!!薄情者ー!!」って言う。 熊や猪が出たら、って思うと怖いんだって。 だったらさっさと歩けばいいのに。 そう言えば、イノシシの掘った後があちこちにあったよ。 |
岩場を登るだっちゃん。 夏のしっぽは縄のようで可笑しい。 |
開けたところがあると、いつも景色を眺めるんだ。 |
こういう道、大好きなんだ! 登ったり下ったり、楽しいね! |
可哀想だから、戻ってやったよ。 少し休憩してお水を飲んだ。 美味しい物はもう少し先の山頂までおあずけだって。 年を取ってから、立ち止まるとしっぽが下がちゃう事も多かったんだけど、今日は滅多に下がらないよ。 それだけ元気だって事だね。 |
二十曲峠からの道との分岐。 今年の1月、ここの手前で挫折した道だ。 |
一旦下って、また登る。 |
9時35分、鹿留山に着いた。 山頂にはでっかい木があった。 ここまでの道は、とっても気持ち良かったよ。 |
木の枝に小さな名札のようなのがつけてあるだけで、他には何も無かった。 |
少し休んで美味しい物も食べたし、だっちゃんはもっと歩きたがるので、 9時48分、出発。 静かな静かな山頂だったよ。 |
気持ちいいんだ! 元気が満ちあふれて来る感じだ。 |
でっかいキノコ 表面はぬるっとした感じ。 |
帰り道はもうわかってるし、だっちゃんはどんどん進んだ。 相変わらず、親分は一人遅れる。 どんどん進んで、振り向いて、親分が見えない間は少し待つ。 顔がちらっとでも見えたら、すかざすどんどん進んでしまったんで、 「なんでそうすぐ行ってしまうのー!少しは待ってくれたっていいじゃでしょ!」 「薄情者ー!!」って、怒り出した。 少しは待ってあげてるよ。 ちゃんと来てる事も確認しながら進んでるもん。 親分が遅すぎなんだよ。 それに、もし、なんかあったら、すぐ駆け戻ってあげるもん。(ほんとか?) だっちゃんは早く杓子山に戻ってチーズを食べるんだ!! ってんで、最後の方は、走って行ってしまったんで、親分は一人取り残された。 |
あ、やっと来た。 先に杓子山に着いて親分を待ってた、だっちゃんと大親分。 「これじゃあ、一人で山に来たみたいだよ。」って親分は怒ってた。 10時22分、全員杓子山に到着。 山はいいねー!普段貰えない物も色々食べられるし、歯磨きもしなくていいんだもん。 |
なんで山頂に鐘があるのかな? 座ってるとすぐに寒くなるんで、食べる物を食べたら出発。 10時35分、下山。 下ってたら、ご夫婦らしい二人連れの方達が登って来た。この日初めて人に出会ったよ。 |
シオンかな? |
杓子山からの下りも、だっちゃんと大親分はどんどん下ってしまったんで、親分は一人寂しく下るはめになった。 去年来た時は、だっちゃんと一緒に走って下ってたのに、今日は走って降りられない。 ずいぶんと足がなまったもんだね。 しっかり鍛えて貰わなきゃ。 そんなわけで、帰り道の写真はぜんぜん無いんだ。 |
大権首峠に10時57分について、少し休み、 もう、砂利道に。 砂利道になってだっちゃんの足が鈍り、親分も遅れないですむ。 「自分勝手なやつだなー!」って。 |
小さな小さな花。 |
でっかいアザミ。 オニアザミかな? |
砂利道だけど、だっちゃんはあんまり文句言わずに歩いたよ。 下りだし、車まで戻るってわかってるし、どのくらい歩くのか、って見当がついてるからね。 先が読めずに歩くのはやっぱりきついよね。 11時34分、ゲート、 11時57分、車に戻った。 歩いたコース: 不動の湯の近く(6時25分)ー>(7時5分)ゲートー>(7時46分)大権首峠(8時2分)ー>(8時35分)杓子山(8時54分)ー>(9時28分)二十曲峠との分岐ー>(9時35分)鹿留山(9時48分)ー>(10時22分)杓子山(10時35分)ー>(10時57分)大権首峠ー>(11時34分)ゲートー>(11時57分)車に戻った。 所要時間: 5時間32分。 ゲートまでの砂利道がよけいだったよ。 それが無かったら、登り40分、下り22分の、1時間くらい短かったんだもの。 でも、気持ちよく歩けて、楽しかったから、良しとするよ。 今日は涼しくてだっちゃん日よりだったし、心配した雨はポツポツっと落ちただけだったし、 途中で出会ったのは二人連れの方達一組だけ、 他にはだーれも居なくて、ほんとに気持ち良かったよ!! 久しぶりの山歩き、楽しかったー!! また寒い日に歩きたいな!! いろんな山を歩きたいな!! |
そうそう、去年会った、杓子山釣クラブの向かいに居た秋田犬。 健在だったよ。 お前も元気にしっかり長生きしろよー! |
Home | 近影↑ | 外遊び↑ | ←大洞山 | 長者ヶ岳、天子ヶ岳→ |