だっちゃん近影


大菩薩嶺、2000mを越えたぞ  2005/04/24


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その2


9時5分、雷岩に戻って来て、軽くご飯。

ここから見た富士山。
とっても綺麗だった。
写真じゃ、よくわからないね。


アルプス。

いつか行けたら、いいな。
でも、アルプスは、犬禁の所も多いって聞くけど、憧れちゃうね。


早く、早く、何か食べようー!

今日のお弁当は何かな?


一旦、抜けた冬毛がしっかり生えたのがわかるよね。


「秋駄座りなのに、偉そうにしてんじゃない!」って言われた。

食べる物食べたら、もう飽きたよ。
早く、行こうよ。

「せっかく来たんだから、ゆっくりしようよ。」って言われるけど、だっちゃんは休むのは嫌いだよ。


だっちゃんがうるさくせっついて、9時40分、雷岩を出発して大菩薩峠を目指す。

ここからは、石ころの道で足が痛いな。


 だんだん人が多くなって、歩くのが速いだっちゃん一家は、すぐ前の人に追いついてしまうようになった。
なんせ、だっちゃんは子供の頃から、歩く時ははしゃかしゃか早歩きしなきゃいけない、って言われて育ったんだもの。ゆっくり歩くなんて習慣は無いんだよ。「山ではゆっくり歩け」、って言われても、そんなうまくいかないよね。それに気分が盛り上がってるんだもの、ゆっくりなんか歩けるわけないよ。

雷岩で会ったグループの方が、「ワンちゃん、先にどうぞ。」って道を譲って下さったので、お礼を言って先に行かせて貰った。

岩場を降りる所では、下から登って来た人を避けて待ってたら、おじさんが、「おお!秋田犬だね。威風堂々秋田犬だ。」って言った。おじさんもテレビ番組を見たのかな?
だっちゃんは秋駄犬だけどね。
「まだ、若いんでしょ?」って聞かれたんで、「もう11才です。」って答えたら、「ええー!?見えないよ。若いね。」って。
お世辞でも、若いって言われたら、嬉しいね!

すれ違う時は、いつもこちらから挨拶してるけど、色々な人が、だっちゃんに声をかけてくれた。
こういう時、日本犬の猟犬は、ポイント高いんじゃないだろうか?
日本の山に日本の猟犬がいるのは、昔から普通の光景だったと思うもの。

でも、声をかけてくれる人は、犬好きの人だろうから、無言の人の中には、嫌な気持ちになってる人もいるんだろうね。
人が多いと、色々気疲れしてしまうよ。




ここは、標高2000メートルだって。

人が多いから急いで写して、急いで進む。


高い岩の所があったから、上がってみた。
上がったのはいいけど、足が痛い岩だよ。


それからも、こんな所を進んだ。


9時55分、賽の河原。

向こうに見えるのはログハウス風の綺麗な避難小屋。

でも、避難小屋だって、だっちゃんが居たら避難出来ないんだろうな。だっちゃん一家は軒先で我慢するしかないから、避難するような状況には絶対になれないね。



賽の河原の道標。

「ほれ、写すから早くしろ。」

ポーズもいいかげん。
急いで写真を写して、急いで進む。


親不知の道標。

もうじき大菩薩峠。
昔の人は、こんな所を越えて歩いてたんだね。


景色を眺めるだっちゃん。



歩いて来たところ。

10時5分。大菩薩峠に着いた。

着いて吃驚!!
凄い人!!

雷岩からもけっこう人に行き会ったけど、ここほどじゃ無かった。ここはすごいいっぱいいる。
上日川峠から、ここを目的地に来る人もいっぱいいるみたいだ。
ここは観光地なんだね。

あんまり人が多いんで、思わず、写真も写さずに、景色も眺めずに、急いで通り過ぎてしまった。
なんてったって、バーベキューしてる人達までいるんだもの、急いで逃げちゃうよ。

後になって、ああ、勿体ない、せっかく行ったのに。って残念がってる。

また行けば、いいよね。
ここはとても気に入ったもん。

また、人が居ない時期を見計らって、もっと早い時間に来て、ゆっくり眺めようね。



大菩薩峠の唯一の写真。

介山荘。
記念のバンダナを買った。


こっからは、石ころ道で足が痛いし、あんまり面白くなく道だ。
詰まらないよ。


それに、峠を目指す人が次々いっぱい来て、歩くのが大変になった。ここは観光地で、大菩薩峠にだけ行く人もいっぱいいるんだね。

やっぱり、大菩薩峠から、石丸峠に行けば良かったんだな。あっちは人が居なさそうだし。でも、こんなに人がぞろぞろ歩いてるとは思わなかったしね。。。次は、そうしよう。

まあ、後は戻るだけの道だから、のんびり歩こう。


日陰に残雪がかたまって残ってたんで、上に上がってみた。


10時37分。富士見平。

もうすぐ福ちゃん荘に戻ってしまう、せっかく来たのに、すぐ戻るのは勿体ない、って言い出して、ここで少しのんびりして美味しい空気を吸うんだって。
仕方なく、日陰に避難して休むだっちゃん。


次々、人が来て、富士山をバックに写真を写して行く。で、「うわ、犬が居た。大人しいからわからなかったよ。」だって。

11時、あんまりのんびりしてても暑くなるし、って、ようやく動き出す。
なのに、福ちゃん荘に到着したら、人間はお蕎麦を食べる、って言い出した。

ええーっ?!また休むのー?!

ここでなら、だっちゃんも一緒に居られるから、後でお昼を食べる事考えなくて済むから楽だ、なんて変な理由で。
もうー。。。

11時30分、ようやっと福ちゃん荘を出発。

あちこちでさんざん待たされて、焦れただっちゃんは、走ったよ。
ずっと石ころ道や舗装された道で、足が痛かったり詰まらなかったりだったけど、福ちゃん荘からの道は、ふかふかで、とても気持ちがいいんだもの。
嬉しくて走っちゃうよ。

「走るなー!」って言われても、走るよ。

「もうすぐ、終わっちゃうんだから、名残を惜しんでゆっくり歩こう。」って言われて。
渋々、走りやめて歩いてたら、後ろから、すっごく早い人がやって来た。
半分、走るようにしてやって来る。
急いで避けて、先に行って貰った。

後ろ姿を見てるだっちゃん、うずうずうずうず。

追いかけて、走るーー!!
「ダメーー!!」

その人は、あっと言う間に、どんどん行ってしまって見えなくなった。

それを見てた、前を歩いていた4人グループの方達。
あちこちで何度も顔を合わせていた方達だったんだけど。

「さあ、走っていいよ。どんどん走って。」って、道をあけてくれた。
ありがとう!!
思いっきり走って、駐車場に戻って、気持ち良かったよ!!




うずうずうずうず、のだっちゃん。

所要時間、上日川峠駐車場(7時13分)→雷岩(8時25分) (8時34分)→大菩薩嶺山頂(8時40分)(8時58分)→雷岩(9時5分)(9時40分)→大菩薩峠(10時5分)→富士見平(10時37分)(11時)→福ちゃん荘(11時15分)(11時30分)→駐車場(11時45分)

駐車場を11時59分に出発。14時25分、無事帰着。
渋滞の前に帰る事が出来て楽だったよ。


ずっと行きたかった、大菩薩嶺、やっぱりとても良かった。
なんとか人の少ない季節、時間を見計らって、もう一度行けたらいいな。
もっと朝早く出たら、もっと人も少ないかな。

そう言えば、福ちゃん荘で、スタンプカードを貰ったんだ。
意表を突かれるって、このことかな。
まさか、スタンプカードがあるとは思わなかった。
でも、これを貰ったって事は、だっちゃんもまた来てもいいって事だよね。

ここは、みんなとても気に入ったよ。
また、行こうね!



家に帰ってから、ネットを見てたら、山開きは、4月29日からだって書いてあった。
やっぱりギリギリ良い時に行ったようだ。
今日は大正解!!


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