だっちゃん近影


三ツ峠山 新緑が綺麗だった  2005/05/08 日

 金曜日は中止になったから、今日こそ、って山に行った。

金曜日に計画してた山は、沢沿いの部分もあって、沢をなんどか横切るらしい。
金曜日の雨はけっこうな降りだったし、もしちょっとでも増水してると、だっちゃんが渡るのが難しくなるかもしれない。
ただでさえ、飛び石は苦手なだっちゃんだもんね。

って事で、さてどこに行くか?
悩んで、三ツ峠山に行った。なんで三ツ峠山かって言うと、

今まで登った山は、なぜか「三」が付く山が多い。
三頭山、三窪高原、三方分山、とあるんだから、これは「三」繋がりで、三ツ峠山にも登らなきゃ。
と、いう変な理由で選ばれた。

予定のコースは、駐車場 ー> 木無山 ー> 三ツ峠山(開運山) ー> 御巣鷹山 ー> 木無山 ー> 駐車場。

本当は、御巣鷹山から、大幡山へ行って、大幡八丁峠からぐるっと周回出来るコースに行きたかったけど、
最後の林道が砂利道だっていうから、諦めた。
「だっちゃんは砂利道が大嫌いだし、足の裏が痛いのを我慢させて、何十分も砂利の上を歩かせるのは可哀想だし、怪我をしては大変だもね。」って。


朝早くに家を出て、空いてる道路を走り、らくらく駐車場(無料、トイレ有り)に着いたよ。

気温は10度、お天気は晴。
6時30分、さあ、出発




ここの道は、山荘までジープが入るので、道幅が広いのはいいけど、石がゴロゴロ。

足が痛いし、歩きにくいし、だっちゃんは不満。



雰囲気は申し分ないんだけど。。。

石がイヤ。。。

足が痛い。。。



所々、ましな所もある。
でも、すぐ終わってしまう。

日当たりがいい所は、やっぱり暑いね。

それと、羽虫が多いんだ。
今までは寒かったから、虫の心配は無かったけど、これからは、虫の事もあるんだね。
虫除けスプレーもいるかな。



でも、良いところなのは、とても良いところなんだ。

山の雰囲気はとてもいいよ。


ゆっくり歩いてたら、

7時40分、三ツ峠山荘に着いた。

飲み物を買って、一休み。



富士山は見飽きたかな、なんて言ってたけど、

季節が変わると、やっぱりいいね。

雪がずいぶん少なくなってる。



7時47分
すぐに木無山。

ここも見晴らしがいい。


木無山を過ぎると、四季楽園。

ピレネーズが居た。
あんまり大きくないね。
昔の友達のRくんは70キロ以上あったけど。

遊ぼう、遊ぼう、って誘われたけど、
挨拶寸前にだっちゃんの背中の毛が立った。

こりゃー、ダメだ。

すぐ別れて進んだけど、ピレニーズはだっちゃんが気になって、気になって、遊びたくて遊びたくてたまらないらしい。
ずっと、伸び上がって、見てる。

一緒に行きたかったのかな?
朝の散歩は、まだだったんじゃないかな?

その先にあるベンチとテーブルの所(一人分100円を入れる所がある)で休もうと思ったけど、ピレニーズは伸び上がって見てるだけじゃなくなって、吠え始めちゃったんだ。
だっちゃんの姿が見えなくなったら、吠え止むかも?
と、早々に先を急ぐ事にした。




なんか居るのかな?

気になるものある。



ちょっと、「日本の犬」風に見えるかな。

後ろの鎖が無ければ、とてもいいとこなんだけど。
鎖が雰囲気壊すね。
こんなの付けなきゃいけないほど、マナーが悪い人が多いのかな?



8時時10分 三ツ峠山(開運山)に着いた。

三ツ峠山は、木無山、開運山、御巣鷹山の三つを合わせて、三ツ峠山って言うらしい。

ここは、開運山の頂上。

おやつで釣られてポーズのだっちゃん。
目線は、おやつに行っちゃうよ。



秋駄座りバージョン。

最近、山で休む時、秋駄座りをする事がある。
足が草臥れるからかな?と心配されてるけど、でこぼこ不安定な所で座らせるから、だよ。



三ツ峠山から、そのまま御巣鷹山に行けるはずだけど、うっかり下ってしまったんで、一旦、分岐のとこまで降りて、御巣鷹山を目指す。

やっぱり、三つあるんなら、三つの山に行かなきゃ、ね。



8時40分、御巣鷹山着。

せっかく行ったけど、頂上いっぱいに、無線塔があるだけだった。

一休みする場所もないよ。

なーんだ。



取りあえず、一周探検してみたけど、

つまらない。


かなり暑いよ。

 今回の山は、三つも頂上があるのに、どこも頂上で一休み出来ないとこばかり。

木無山は、日当たりが良すぎて暑くて、だっちゃんはいられなかった。
開運山は、頂上が狭い。たまたま誰も居なかったけど、人気のとこなんで、人が次々来るだろう、
御巣鷹山は、休むようなとこは無かった。

てんで、頂上では、ちょこっとおやつを貰っただけ。
そんなの約束違反だよ。
頂上では美味しい物を食べる事になってるのに。

「なんで、頂上だって、わかるんだろうね。」って言われるけど、そんなのすぐわかるに決まってるよ。
「そんな事ばかりすぐ覚えるんだから。」ってのは、無視だよ。
だっちゃんが、頂上でのお約束を、強くアピールしたんで、これは、どっかでご飯にしなきゃダメだな、と言う事に。

御巣鷹山と開運山との間の分岐の所で、ご飯にした。
ここは日陰で風の通り道で涼しかったし、風があるところでは羽虫も居ない。
道ばただけど、みんな開運山だけで戻るみたいだから、ここまではめったに人も来ないだろうしね。

だっちゃんは、ようやく、食べ物にありつけたよ。




ご飯も食べたし、一休みしたし、また、出発。

来た方に降りようかと思ったけど、来た時に通らなかった開運山に行く道を通ってみる事になった。

後で、やっぱり行けば良かった、って思わないで済むように。
後悔しないで済むように、行ってみよう。



開運山の無線塔を目指して進む感じだった。

向こうに見えるのは、今来た、御巣鷹山。



取りあえず、見物しとこう。

あんな綺麗な景色の裏側は、こんななんだもんね。


歩いてたら、開運山の頂上に飛び出した。

さっきは、誰もいなかったのに、今度は、狭い山頂に20人くらいがひしめいてたよ。
さっきは本当に良い時に来たみたいだよ。

これで、全部、制覇したし、心おきなく帰れるね。
写真はさっき写してるし、早々に退散。


9時17分、開運山から下る。




三ツ峠山荘を過ぎて少ししたら、カチカチ山ロープウェイへと向かう道にある展望台みたいなとこ。

今日は、富士山がくっきりと見えて、本当に綺麗だ。
こんなに綺麗なのは珍しいかも。

ここで、お水を飲んでおやつを食べて一休み。
日差しが暑いけどね。
今度から、傘で日陰を作ってくれる、って。
でも、日陰から、はみ出ちゃうかも。

休憩もしたし、さあ、あとは、来た道を辿って帰るだけ。

登る時はほとんど人に会わなかったけど、下ってたら、どんどん人が登ってくる。
ここも人気の山なんだね。早く来て、正解だったよ。

登って来た人にすれ違う時、あちこちで声を掛けられたけど、
最近は、「秋田犬ですね。」って声を掛けられる事が増えた。
やっぱり、知名度が上がったのかな?
この山は、すれ違うのは楽でいいね。


どんどん下っていたら、、なんと、100人くらいの中高年登山グループが登って来た!!
ここは道幅が広いから、三列が四列の縦隊になってるんだけど、これは長い。。。長いよ。

慌てて道の端に避けて、通り過ぎるのを待つ事にした、だっちゃん一家。

ところが、先頭の方達がだっちゃんとすれ違う時に、「秋田犬だねー!」と、話しかけて来て、足を止めてしまった。
その後ろの人も足を止め、話に加わり、その後ろの人も。。。
どんどん後ろの人達も追いついて、だっちゃんを話のタネに話し始め、止まってしまう。

これは、こっちが停まってると拙い、大渋滞になってしまう!
ってんで、みんなに見物されながら、急いで脇を下る羽目になった、だっちゃん一家。

次々、色々な人に話しかけられ、みんなの注目を浴びながら進むのは、なかなか大変だった。
なんせだっちゃんは愛想が無いんで、人間が代わりに愛想良くしながら、進まなきゃいけないんだもんね。

「おおー、秋田犬だ。」
「やっぱり、日本の犬は絵になるな。」
「連れて来て貰えて、良かったね。」
「おおー、頑張ってるなー!」
「やっぱり、犬は山に来ると嬉しいんだね。」
「山を歩いて、これこそ、犬本来の姿だな。」
「あんたは、幸せだねー!」

などなど、みんな口々に、だっちゃんに話しかけてくれる。
みんな好意的で、とても嬉しかったよ!





新緑が、本当に綺麗だったんだ。

今時分の緑の山がこんなに綺麗だったって知らなかったよ。

小さな写真にすると、伝わらないのが残念だ。

10時45分、駐車場着。

今日は、ちょっと暑かったのと、石ころが足に痛かったけど、楽に歩ける山だったよ。

人気の山で人が多くて大変だから、もっと早く来た方がいいんだろうね。
登る時は、ほとんど人に会わなかったけど、下りではたくさんの人にあったもの。

今度は、冬、雪に石ころが埋もれてから来たいな。


この後、まだ早いからどっかへ行こうか?って言ったけど、
かなり暑くなったんで、だっちゃんが草臥れるから、止めよう、ってそのまま帰る事になった。

今日は、早く来たから渋滞も無縁で、早く帰って来られたよ。


駐車場(6:30) ー> 木無山(7:45) ー> 三ツ峠山(8:10) ー> 御巣鷹山(8:40) ー> 駐車場(10:45)
所要時間 4時間15分



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