だっちゃん近影


笠取山、大好き!!  2005/11/20


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その3
 下りは大変だった。だっちゃんじゃなくて親分がね。

なんせ、だっちゃんは、もう用は済んだ、とばかりに、後はひたすら早く、一刻も早く大親分のところに戻りたいんだ。
だけど、急な坂だから、「ゆっくり、ゆっくり!!少しづつ降りるの!!」と後から親分が言う。

だっちゃんの気持ちのままに下ったら、すごい勢いで駆け降りる事になり、
きっと親分は、ごろごろ転がり落ちてしまう。

低い姿勢で、所々の切り株を手や足で伝わりながら、慎重に降りる親分。
見てた人は、すごく無謀な事をしてる、と思ったかもしれない。

だけど、だっちゃんちにとってはよくある事で、散歩の途中で、大好きなおばさんに会った時と同じなんだ。
坂の上から、下にいるおばちゃん目がけて降りる時と一緒だもの。
見た目ほど危険じゃ無いんだよ。

途中で、親分は、リードを離そうか、と思ったんだけど、
間違いなく、だっちゃんは大親分の元に一直線に戻るだろうから、離しても大丈夫だとは思ったんだって。

でも、二人連れの方が登って来てるし、万が一、何かあってはいけない。
ずっと下では食事中の人も居たし、そこまで走って行ってしまうと、困る(だっちゃんは信用無いね)。。。。
やっぱり、もう少し一緒に降りよう。。。

途中、登って来た人たちとすれ違って、大親分の姿もしっかり見えるようになって、
よし、もう大丈夫、親分の手からリードが離されて、だっちゃんは一直線に大親分のもとに。

だーーーーーっっ!!と駆け下りて、大親分に飛びついて、
行って来たよ!行って来たよ!
だっちゃん、てっぺんまで登って来たよ!!
とっても気持ちよかったよ!!って、報告した。

遅れて、親分も駆け下りて来て、みんなで感動の再会。
だっちゃんは、大満足。
みんな一緒で嬉しい!!
やっぱり、離ればなれは、イヤだね。

感動の再会を繰り広げるだっちゃんに、「なんて自分勝手なやつなんだろう。」って言われたけど、
そんなの今は気にしないよ。
みんな一緒はとっても嬉しい!!



改めて見ると、よく登ったねー!

上の方に黒く線に見える所が岩場なんだよ。

下りは、早かったよ。

下で少し休んで、お水を飲んで、おやつを食べた。


ちょっとルートは変わってしまったけど、ここから水干を目指す事に。

ハイになってはしゃいで、どんどん進むだっちゃん。
なんだか嬉しくて嬉しくて、どんどんどんどん盛り上がる気持ちのままに進んでしまう。



道もとっても気持ちいいんだ。

人もぜんぜん居なくていいね!


途中、「多摩川の源頭」の看板があったから、寄ってみた。

けっこう急な階段や坂を下って行く。
「これをまた登るのはイヤだ。」と言う親分を引っ張って、どんどん下ったら、小さな小さな流れに着いた。

写真じゃよくわからないけど、だっちゃんのそばに、多摩川の最初の小さな流れがあるんだよ。


水干でわき出た水は一旦地面に入り、ここでまた湧き出して流れになるんだって。

だっちゃんは味見したよ。


元の道に戻って来たよ。


さっきのとこを覗き込んで見るだっちゃん。

ずっと下だったんだな。

「落っこちちゃうよ!」っていつも心配される。


12時25分、水干に着いた。

ここが多摩川の最初の一滴になるところだって。

でも、見たけど、わからなかった。


奥に杯があった。


気持ちいい道なんで、戻るのは勿体ない。
シラベ尾根の方へ進む事に。

やたらと元気なだっちゃん、どんどんどんどん行ってしまう。

「ムダに元気だ。自分は空荷だからいいだろうけど、今度から荷物でも持たせるか。」と言われた。


ここの丸太の橋は、間が開いてるから、慎重に渡らないといけないんだ。

けっこう高いんだよ。


水源の管理のため、道は整備されてとても歩きやすい。

途中で、日当たりのいい所で一休みして残りのご飯を食べた。
最近は、ちょこちょこ休んでちょこちょこ食べる、って感じで、長い休みはとらなくなったよ。
今日は特に休むと寒いしね。

 途中、笠取山に登り始めた時に、下って来たグループの方達にまた会った。
笠取小屋を廻って来たんだね。中島川橋から登ったのかな?

「おおー!!パトラッシュ!!また会ったな。」
「ずいぶんいっぱい歩いてるんだなー」って言われたよ。

なんでか、だっちゃんはパトラッシュになってしまってる。



ここも日影は雪があったよ。


寒くてとっても気持ちがいい。

だっちゃんはとっても元気だ。
今まで山に行った中でも一番元気だったかも。


この山は、とっても気持ちよくて、いい雰囲気なんだ。

いくらでも歩いていたい気持ちになる山だね。

13時42分、笠取小屋に戻って来た。

ベンチの所は、子供連れの2,30人のグループでいっぱいで、これから一休坂の方へ降りるところだった。

だっちゃんちもそっちへ降りる予定だったけど、せっかく今まで静かな山歩きを満喫してたんだから、この先も静かに歩きたい、って事で、来た時と同じコースのヤブ沢峠経由で降りる事にした。

そのまま休まず進んで、あとはのんびり下った。

14時40分、作場平の駐車場に戻って来た。
子供達のグループはまだ降りて来てなかった、良かった。


作場平(8:40) ー> (9:56)ヤブ沢峠 ー> (10:10)笠取小屋(10:30) ー> (10:53)雁峠 ー> (11:08)小さな分水嶺 ー> (11:40)笠取山 ー> (11:55)水干への分岐手前(12:10) ー> (12:28)水神社 ー>(12:45)シラベ尾根分岐 ー> (13:42)笠取小屋 ー> (14:40)作場平

所要時間、6時間。

笠取山の本当の山頂へは行けなかったけど、大満足の山歩きだったよ。

道は歩きやすい気持ちいい道だし、人は少なかったし、山の雰囲気はとってもいいし、お天気はいいし、風は冷たくて気持ちいいし、
言う事ないね!!

とっても楽しかった!!


あんまり楽しくて、ちょっと長く山に居すぎたのかな。
帰りは夕方の大渋滞にはまってしまった。
勝沼でお土産も買ったし、まあ、しかたないね。

最近、だっちゃんちでは、いつもお世話になる山梨県の物産をたくさん買う事にしたんだよ。(今日の山は埼玉県だけどね。)
少しでも恩返ししなきゃ。


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