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165.生きてるだけで大仕事
暑いよ、暑いよ!! 毎日毎日、暑くて暑くて、煮えちゃいそうだよ。 みんな元気かな? だっちゃんはなんとか元気に過ごしてたんだけど、 さすがにこのところの暑さはこたえるよ。 一日中クーラーの中でぐったりになっちゃうね。 朝晩、トイレで外に出るだけでも大仕事だよ。 はあはあ、荒い息になっちゃって、ぐったり疲れちゃうんだ。 うちの人間達は、 「こんな暑いんだから、ほんとはもう外に出ない方が良いのかもしれないけど、 でも、時間までトイレをしっかり我慢してるから、出してやらないわけにいかないし。」って悩んでる。 |
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10日ほど前のだっちゃん。 このころはまだ暑さにも負けず、元気だった。 |
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猛暑対策 しっかし、暑いね。 まさか、ここまで暑くなるなんて。 酷すぎだよね。 室温が25度以上にならないように、エアコンをつけてても、気を許せばすぐ超えてしまう。 慌てて設定温度を下げても、そうなったらなかなか下がらないよ。 夕方の西日は最悪だしね。 少しでも涼しく、って事で、スノコの上に敷物を敷いて、 でかいペットボトルに水を入れて凍らせて、タオルでくるんで、置いてる。 露で周りが濡れちゃうから下にペットシーツを敷いて。 最初はそれだけでなんとか過ごしてたけど、 毎日、毎日、くそ暑いんで、もうそれだけじゃおいつかない。 ペットシーツを濡らして折りたたんで凍らせ、 ジップロックに入れて、氷枕を作ってくれた。 タオルにくるんで頭の下に敷くと、 これはなかなかひんやりして、気持ちがいい。 更に、濡らしたタオルを体にかけて、気化熱を期待する。 これでなんとかしのげるだろうか? 涼しくなるまで、あと何日? |
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こんな感じ。 頭の下には氷枕、 お腹には凍らせたでかいペットボトルを抱いてる。 目もうつろになっちゃうよ。 8月始め、だいぶばてて来ただっちゃん。 今日の外気温35度。 |
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食欲もわかないね だんだん食欲が無くなってただっちゃんだけど、 こんなに暑くなる前は、なんとかご飯だけはしっかり食べてたんだ。 だんだん食べるのもへたになってしまって、 うまく食べられないと、食べるのも面倒になって止めてしまったりするんで、 少量でも栄養があるように、ってご飯の割合を変え、お肉大量、野菜少々、お米少々に。 スプーンで寄せて貰って手伝って貰って、なんとか完食してた。 だけど、さすがにこの暑さには勝てず、食欲が全く無くなってしまった。 ご飯を前にしても、口を付ける気にもなれずに、 食器をまくらに寝てしまったり。 「こらー!」 寝るな!、しっかり食べろ!」って言われるんだけど、 とてもそんな気になれない。 一口づつ、口に入れて貰っても、吐き出してしまう。 老犬は、食べない、飲まない、になったら、もうお終いだから、 人間達は、なんとか食べさせようと苦労してる。 元々、食べる事にそう熱心じゃなかったから、 こうなったら、ほんと、困るって。 あれもいらない、これもいらない、 少し前は食べた物でも、もういらない、 好きだった物でも、いらない。 いらない物だらけ。 「もうこうなったらなんでもいい、食べる物を食べさせよう。」、って人間達は考えたけど、 さて? 食べる物はあるんだろうか? って事で、明日はステーキだって! |
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生きてると色々あるね 4月に頸椎の具合が悪くなって前足がダメになっちゃったんだ。 4月のある日、急に動けなくなって、うちの人間達を慌てさせたんだけど、 前足が動かなくなる、って事は、首から上に問題があるらしい。 でも、頭は正常に動いてるから、脳の問題ではないだろうから、 たぶん、頸椎が老化ですり減って、神経を圧迫してるせいだろう、って。 これが人間なら、手術して動けるようになるんだろうけど、 犬は難しいね。 たとえ、手術出来るところがあったとしても、 もう年だから、検査も出来ないし。 まあ、しかたない、自然にまかそう、って事になったんだ。 あと、どんだけ時間があるかわかんないけど、 取りあえず、痛いのは可哀想だから、痛みだけはなるべく感じないように、って。 (整形外科が専門の動物病院では、この時点で首にコルセットをはめるそうです。この時になんとか対処していれば違ったのかも? 2010/12/28 記) |
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寝てる時間が長いから、 少しは体を動かさなきゃ。 |
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習慣って、変えられないね 4月に動けなくなった時は、 さすがのだっちゃんももう終わりか?! と、思われてたんだけど、 少しでも動けるようになると、 いつもと同じに散歩に出かけ、サポートして貰いながら、なんとか歩いてたんだ。 自力で立ち上がって、お水を置いてある場所まで歩いて、お水も飲めたんだ。 だけど、歩かないと、どんどん筋肉が落ちていって、足も動きにくくなって、 どんどん歩けなくなった。 5月の末には、もう自力で立ち上がれなくなった。 それでも、朝晩、外に出て、 40メートルほどを歩いて行って、歩いて戻ってた。 たまには、ずっと先までも歩いて、往復で300メートルくらいは歩いた。 それが暑くなって、外にいる時間も短くなって、 いつしか下りはもう歩けなくなって、帰りの登りだけ歩くようになって、 今はもう、支えてもらって歩いても、前足は、なんとか歩く時の足運びをするけど、 後ろ足がぜんぜん動かない。 「歩いてるんじゃなくて、歩いてるつもり」、って言われてる。 自力では少しの間も立っていられない。 それでも、朝晩外に出て、支えてもらってトイレを済ませる。 朝晩外に出て、トイレを済ませて、その後は、ご飯、ってのが、長い間の習慣だもんね。 |
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ご飯が終われば、のんびり過ごす。 かまわれるのは嬉しいけど。。。 |
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眠たい時は、ちょっと迷惑 |
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でも、しかたない、つき合ってあげる。 |
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ペットシーツは色々便利 頸椎が悪くなってから、体が斜めになってしまったんだ。 最初はまだ軽かったけど、だんだん、ひどくなっていく感じ。 だから、ご飯を食べる時やお水を飲む時はなかなか苦労する。 苦労するから、ご飯粒が飛んで行ったり、お肉が飛んで行ったり、 お水をこぼしたり、あふれさせたりする。 いつも食事マナーが上品だって笑われてたくらいなのに。 なので、ご飯を食べる時や、お水を飲むときは、ペットシーツ必須だ。 ランチョンマットだね。 凍らせたペットボトルをタオルにくるんだのを置く時も、下に敷いたり。 濡らしたペットシーツを凍らせてジップロックに入れて氷枕を作ったり。 寝てる時もヨダレ予防に敷いたり、 色々便利だ。 氷枕はだっちゃんにうけたんで、 いっそ、大判のペットシーツ、一番大きなサイズのを濡らして、布団圧縮袋に入れたら、 冷え冷えマットになるんじゃないだろうか? 試してみようか、とも思うんだけど、 そのために大判のペットシーツを買うのもなんだし、 最近の布団圧縮袋は空気を入れる弁が出っ張ってるから、マットには不向きかも。 なんて考えて、まだ試していない。 |
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周り、あちこちにペットシーツがあって、見た目は良くないけど、便利。 |
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氷枕。これにタオルを巻いて使用。 冷たくて気持ち良い。 2週間程前、元気だった頃。 |
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お水が飲めない だんだん、お水が飲みにくくなった。 2ヶ月前はまだ、自分で首を上げてお水が飲めてたんだけど、 今はもう、首を上げていられない。 体の傾きもきつくなったから、益々大変。 器が小さすぎると飲めないし、 大きすぎると顔や顎や首がびしょびしょになるだけで飲みにくい。 お水の量が、少なくても飲めないし、多すぎると、辺り中水浸しになる。 お水を飲むたびに、少しでも飲みやすくなるようにって、 体が真っ直ぐになるように支えて貰って、少し持ち上げて貰うんだけど、 持ち上げ過ぎると、鼻が水の中につかってしまい、 ぶしゃんっ!! 「うっわーっ!! やられたー、水が飛び散ったー!!」って事になる。 お水を飲むのがこんなに大変になるなんて、思いもしなかったね。 |
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だんだん首が上がらなくなって、長く愛用したご飯用の食器も使えなくなった。 でも、まだ首がそれなりに上がって、これでお水も飲めた。 5月末 |
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なかなか首が上がらなくなって、お水が飲みにくくなった。 この大きさだと鼻が縁にひっかかるので、溺れる心配は無い。 眠いときは、そのまま寝てしまったりするんで、 「こらーっ!寝るなー!」って怒られる。 7月末 |
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新兵器なるか? だっちゃんが自分で歩けなくなってから、 うちの人間達は考えた。 車いすのようなのがあれば、まだまだ遠くまで行けるかも? 胸とお腹が乗るようにして、足が地面につくかどうか、というくらいの高さにする。 4輪なら安定もするだろうし、だっちゃんさえ嫌がらなければ、 これはいけるかも? と、言うことで、オークションで500円のベビーカーを手に入れ(送料の方がずっと高かった。) 改造してみた。 「さあ、乗ってみろ」、って乗せられたんだけど。 だけど、秋田犬の足は、思った以上に長いんだ。 ベビーカーの高さじゃ、ぜんぜん足りなかった。 これをかさ上げする形に改造するか? 別の物を作るか? 悩んでるうちに、暑くなってしまって、そう長く外にいられなくなって、 人間達の熱は、すっかり冷めてしまい、 粗大ゴミが一個増えただけで終わってしまった。 |
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体は不自由だけど、 それなりに楽しんでた頃。 |
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退屈 動けなくなると、どこへも行けない。 家の中で寝てるしかない。 毎日退屈。 だって、 山があったらてっぺんに登りたい、 道があったらこの先をずっと行ってみたい、 穴があったらのぞき込み、 騒ぎがあれば駆けつける、 って、言う、好奇心強い性格なのに、 家の中で毎日寝てばかりだと、なーんにも起こらない。 毎日同じ事ばかり。 たまに犬好きなお客さんが来た時は、かまってくれるけど。 朝晩、外に出して貰うけど、玄関先から道路までのほんの少しの距離。 トイレを済ます、ほんの少しの時間だけ。 たまに運良く、誰かが通って、声をかけてくれるけど。 つまんないよ。 |
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春、季節はずれの寒波が来て、 ベッドでぬくぬく寝るだっちゃん。 |
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また一段、老化が進んだ 前足がダメになると、そのまま立っているのが大変。 お水を飲んでいる間も、だんだん潰れていって、座り込んで飲んだりする。 座り込んで飲むと、飲みにくいから、またなんとか立って飲んだりするわけだけど。 お水を飲む間は短い時間だからまだいいけど、 ご飯を食べ終わるまではけっこう大変。 ちょっと前からお尻を支えてもらっていたわけだけど、 前足がダメになってからは、それも難しくなった。 ついに、諦めて、伏せてご飯を食べる事になったよ。 |
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マグロの解体ショーをやってたんだって。 安くて新鮮で美味しそうな切り落としを見て、 これはだっちゃんに買ってやろう! きっと喜ぶに違いない。 って、張り切ってマグロ丼を作ってくれた。 |
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でも、だっちゃんにはあんまり受けなかった。 マグロは赤身が一番好き。 人間はガッカリ。 |
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頑張る 病院で、「まだ自力で立ち上がってお水を飲みに行く。」って言ったら、 「へえー!すごいね。普通はこうなるともう立ち上がろうとしないし、立てないよ。」って言われた。 人間があてにならないと、犬はいつまでもひとりで頑張らなきゃいけないもんね。 しかたないんだよ。 |
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まだ暑くない季節は、家の中でも装具を着用。 散歩の時など起きあがる時、寝る場所を変えたい時、手助けして貰う。 5月、壊れたぬいぐるみが置かれてるようだ、と言われてた頃。 |
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やっぱりバリアフリーは大事だ 4月にまた倒れて、前足が不自由になった。 自分で自分を支えられない。 散歩の時は、犬用のサポート装具をつけて、支えて貰って行くわけだけど、 問題は家の中だ。 人間達が起きている時間はいいけど、 夜中、みんな寝ちゃってる時間にお水が飲みたくなったら? うちの人間達は、あまりあてにならないから、 なんとか頑張って、お水を置いてあるところまで、ひとりで行かなきゃいけない。 頑張って立ち上がって、 頑張って歩いて行くわけだけど、 部屋の入口のドアの下、一段高くなった敷居を、越すのは大変なんだ。 無事に乗り越えて、お水の場所にたどり着ける時もあるけど、 たまに、敷居が越せなくて、つまづいて転ぶ。 転んでもまた起きあがれればいいけど、 転んだらもう立ち上がれなくなってしまう事もある。 たいていは、なんとか立ち上がろうともがく音に気付いて、 「何事だ!」と人間達が起きて来てくれるけど、 たまに気付いて貰えないと、朝までそのままになってしまう。 家の中で行き倒れてしまうなんて、思いもしなかったよ。 やっぱり年を取ると、バリアフリーは大事なんだね。 |
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もうコルクマットでも滑って立っていられなくなって、 少しでも立っているのが楽なように、とカーペットを敷いて貰った。 |
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